日産自動車は26日、「スカイライン」に高出力・低燃費・軽量なターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」を追加し、6月5日に発売すると発表した。

「スカイライン 200GT-t Type SP」

スカイライン 200GT-tは、排気量を抑えて燃費性能を向上しながら、クラストップレベルの動力性能(最高出力155kW : 211PS)を実現したターボチャージャー付ガソリンエンジンを搭載。また、エンジンと併せて開発したオートマチックトランスミッションは、各速度のギヤ比を近づけることでよりスムーズで高効率な変速を実現するとのこと。

燃費では、「アイドリングストップ」「直噴ガソリン機構」「可変バルブタイミング」「電動油圧パワーステアリング」「充電制御」などの採用により、JC08モード燃費13.6km/Lを実現。前型スカイライン(250GT, 250GT TypeS)と比べて約20%の向上を果たしている。

「スカイライン 200GT-t Type P」

「スカイライン 200GT-t」

そのほか、電子制御によってモーターの回転速度を変え、油圧ポンプを調整して操舵力を変化させる車速感応式の「電動油圧パワーステアリング」、操縦安定性を高めるハイブリッド車と同様の新開発リヤサスペンション、エンジンの負荷を低減して燃費向上にも貢献する電動ポンプなどが採用されている。

価格は、スカイライン 200GT-tが383万4,000円、スカイライン 200GT-t Type Pが421万2,000円、スカイライン 200GT-t Type SPが456万8,400円。