マイナビはこのほど、「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。同調査は2015年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生のモニターを対象として、4月26日~30日にインターネット上で実施。1,271名の有効回答を得た。
「内々定を受けた」学生が4割超、就職活動前半戦のピークに
4月の活動状況は、1次面接以前の活動については落ち着いてきている様子がうかがえる。一方、「最終面接を受けた」は同年前月比28.6pt増の56.0%と増加していた。「内々定を受けた」は同年前月比28.3pt増、前年同月比6.1pt増の46.4%、「内定先を決めて就職活動を終了した」は同年前月比29.1pt増、前年同月比7.1pt増の34.6%と増加しており、前年よりも早く内々定出しが行われ、学生の最終的な意思決定も一部で早まっていると推察できる。
内定を取る自信は「ある」が6割超と大幅増加
内定を取る自信は「(大いに+少し)ある」が前年同月比6.6pt増の63.9%となった。また「大いにある」が同年前月比18.6pt増の41.4%と大幅に増加し、特に理系男子では「大いにある」が52.6%と半数を超えた。現在の心境を「(かなり+どちらかというと)前向きな姿勢」と回答した学生は76.1%と、心理的にも前向きに就職活動を捉えている学生も多かった。
“企業セミナーでの印象” が学生の入社意思決定に強く影響
「この会社に決めた!と思った瞬間」を聞いたところ、「企業セミナーで話を聞いて」という回答が21.6%と文理男女ともにトップとなった。また、「人事担当者と会って」(14.3%)や「面接を受けて」(13.6%)も10%超となるなど、ツールや情報ばかりでなく接触した社員の印象が、学生の意思決定に強く影響を及ぼしていた。
なお、内定辞退については、内々定保有学生の42.8%が内々定辞退の経験が「ある」と回答し、その8割以上の学生が「よりよい企業への入社を希望しているため」を理由とした。