俳優の山田孝之、やべきょうすけ、山口雅俊監督が9日、都内で行われた映画『闇金ウシジマくん Part2』の報知映画賞特選試写会に出席した。

左から、やべきょうすけ、山田孝之

本作は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館刊)で連載している真鍋昌平の同名漫画を実写化したアクション・バイオレンス作品。冷徹非情な社長・ウシジマ(山田)が仕切る闇金「カウカウファイナンス」を中心に、ヤンキーや暴走族、風俗嬢、ストーカー、情報屋らの金と欲望のサバイバルバトルを描くストーリーで、映画は16日から全国公開。

主演の山田は、2010年からドラマや映画化されている"ウシジマくん"シリーズについて、「回数を重ねる程、磨き上げていく感覚。お金の威力を、もっと多くの人に伝えなきゃいけないと思っている」と心境を語り、劇場版第2弾となる本作を、「嫌な気持ちになるところもあるけど、集中して見てほしい。自分の胸を傷つけることで、学ぶことがあると思う」と熱意を持ってアピール。本作には、綾野剛を始め、菅田将暉、窪田正孝ら若手俳優陣が集結しており、山口監督は、「山田くんが演じているウシジマに挑戦したいと言って、若い俳優が出てくれる。今後もシリーズは続いていくと思う」と続編制作も示唆していた。

一方、カウカウファイナンスのナンバー2・柄崎を演じるやべは、「『キャー!』って歓声が聞こえたけど、絶対、綾野剛だと思ったでしょ!?」と苦笑いで登場しつつ、ドラマ初期から苦楽を共にしてきた山田について、「すげーマメ。飯を食いに行くときとか、お店を調べて予約をしてくれたり」と意外な一面を暴露。山田も、「やべさんは飲みの席で……、具体的なエピソードは公の場では言えない」と含み笑いすると、やべは「宴会を盛り上げてるってことでしょ!?変な汗出てきた~」と大慌て。そんな2人に、山口監督は「ドラマがオンエア出来るか分からない頃から一緒にやってきて、本当に感謝してる」とねぎらいの言葉をかけていた。