「この子といると息抜きできない」と思わせていませんか?

「彼女の束縛がきつすぎて気持ちが冷めて別れた」。このエピソードをネット上で目にしたり、知人から聞いたりしたことがある人もいるのではないでしょうか。なぜ男性が束縛されることを嫌うかというと、男性性と女性性の違いです。

女性は1人の男性としか子を成せないのに対し、男性は複数の異性に精子をばらまくことができます。だからといって男性全員が浮気するわけではありませんが、この性差が、女性より男性のほうが束縛されることを嫌うよう、本能にインプットされていると筆者は思うのです。

では、男性がどんな種類の束縛を嫌うかと言うと、精子をばらまけなくなるような「行動の制限」です(大切なことなので重ねてお伝えしますが、束縛を嫌う男性が全員、浮気をするわけではありません)。具体的な行動の制限とは、以下を指します。

■ケータイの中身を見たがる&電話がかかってくると「誰から?」と常に聞く

ケータイをチェックしたくなるのは、自分が知らない交友関係を把握したくなったり、浮気を疑った時だったりしますよね。ですが、一緒にいない時間も相手が何をしていたかを知りたがると、男性は行動を制限されているように受け取ります。

もし彼が浮気をしていた場合、頻繁に「ケータイ見せて」と言うと、基本的に面倒くさいことが嫌いである男性は、浮気相手に心変わりしてしまうこともあります。もし彼が浮気をしていない場合は、「そこまで何度も見ないと信頼に値しない男なのか」と意気消沈し、次第に彼女への恋心も薄れてしまうこともあるのです。

彼が電話を切った直後に「誰から?」と聞くのも、男性にとってはケータイを見たがることと同等の行為です。

■自分以外の異性との連絡と行動を嫌がる

つき合う恋人が替わっても束縛してしまう女性にありがちな行動です。自分以外との異性と個人的に連絡を取ることや、飲み会に女性がいただけで嫌がってしまうのです。そしてこの束縛は、している本人も相手に悪いと思いつつ、やめられないという現実があります。

思い当たる女性は、この束縛を続けることで、彼の仕事に支障をきたすことがある、という事実を頭に入れておくといいでしょう。

■前触れなく彼の自宅を訪問する、彼の自宅に私物をどんどん増やす

この2つの行為に共通しているのは、彼は私の「モノ」という所有欲の強さです。前触れなく訪問すると、彼は言葉にできない恐ろしさを感じてしまうことがあります。また、「週末はどうせ彼の家に泊まるから」と、彼の家の中に私物をどんどん増やすと、彼は自分の自宅なのに居場所がない感覚を味わってしまいます。

上記3つのどれか1つでも当てはまると、男性は「この子といると息抜きできない」と感じます。浮気はNGですが、適度な息抜きを与え合うのが、円滑な関係を長続きさせる秘訣ではないでしょうか。

※写真と本文は関係ありません

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1800人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。無料恋愛相談も実施中(休止中の時期もあるため事前に必ずブログを参照のこと)。