三菱UFJリサーチ&コンサルティングはこのほど、「2014年度 新入社員意識調査アンケート」の結果を発表した。同調査は、2014年3月~4月に実施した新入社員向けセミナーの受講者を対象に行われ、1,324人から有効回答を得た。

30歳で自分はどれくらいの年収が得られるかと聞いたところ、「300~500万円」が最も多く63.7%。以下、「500~700万円」が18.7%、「300万円未満」が13.7%と続き、「700~1,000万円未満」と「1,000万円以上」の合計は4.0%にとどまった。

30歳の時の予想年収(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティングWebサイト)

給料と残業に対する考え方を尋ねると、「給料が増えなくても残業はない方がよい」と答えた割合は設問を開始した2004年度以降で最高の56.5%。一方、「残業が多くても給料が増えるのだからよい」は前年度比2.3ポイント減の43.5%となった。また、会社に対して「残業がない・休日が増える」ことを希望する人が増えていることもわかった。

アベノミクスの影響については、「どちらともいえない」が71.2%、「良くなってきている」が25.8%、「悪くなってきている」が2.8%となった。

今の日本を天気で表してもらったところ、69.3%が「曇り」と回答。10年後については、「曇り」が45.0%、「晴」が25.8%、「雨」が19.5%、「嵐」が7.2%と、見方が分かれる結果となった。