カーブスジャパンは4月16日~17日にかけて、30~60代以上の女性516名を対象に「認知症」に関する意識調査を実施した。
認知症対策をしている人は12%
まず、認知症に対して発症への不安があるか尋ねたところ、「非常にある」は16.7%、「少しある」は62.9%で、約8割の女性が認知症発症について不安を感じていることが分かった。「非常にある」「少しある」と回答した割合を年代別にみると、30代78%、40代84%、50代81%、60代以上76%と年代差はほとんど見られなかった。
認知症への不安が「非常にある」「少しある」と答えた人に、予防対策を行っているか聞いたところ、「対策をしている」人(11.9%)よりも、「特に何もしていない」人(88.1%)の方が圧倒的に多かった。どの年代の女性も、将来「認知症発症への不安がある」と感じているものの、9割近くが「特に予防対策をしていない」ことが分かった。
6割が「対策方法がわからない」と回答
次に、認知症予防対策を何もしていない人にその理由を尋ねたところ、「したいと思うが対策法が分からない」(59.1%)が最も多かった。以下、「まだ先のことなので今は何もしない」(41.4%)、「面倒なのでなにもしない」(8.8%)と続く。
一方、認知症予防対策をしている人にどのような対策を行っているかを聞いたところ、「パズル・ゲーム・脳トレ」(13人)が最も多く、次いで「運動」(8人)、「コミュニケーションをとる」「趣味を楽しむ」「指を動かす」(いずれも6人)となっている。
約半数が筋トレなどで予防したいと回答
普段の運動傾向について聞いたところ、定期的に「有酸素運動(サーキットトレーニング)」を行っている人は28.5%、「筋力トレーニング」を行っている人は16.3%だった。「筋力トレーニング」を行わない主な理由を聞くと、「時間がない(64人)」「やり方が分からない(39人)」「続かない(38人)」が多く挙げられている。
次に、「筋力トレーニング」と「有酸素運動」は認知症予防に有効であることをどのように感じるかを聞いたところ、55.2%が「認知症予防につながるのであれば実施したい」と回答した。約2人に1人は筋力トレーニングや有酸素運動を取り入れ、認知症予防対策をしたいという意欲を持っていることが分かった。