映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』の初日舞台あいさつが3日、都内で行われ、キャストの北川景子、GACKT、木村真那月、小日向文世、マリウス葉(Sexy Zone)、佐藤隆太と佐久間紀佳監督が出席した。

映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』の初日舞台あいさつに出席した北川景子(中央)、GACKT(右)、木村真那月

本作は、恩田陸の小説『夢違』(角川文庫)を原案にした連続ドラマ『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)の劇場版。不吉な未来を悪夢として見てしまう"悪夢ちゃん"こと結衣子(木村)らは、揃って6年生に進級。明晰夢を見ることができるクラス担任の彩未(北川)の指導で前向きになった児童たちだったが、転校生の完司(マリウス)がやってきたことで、事態は思わぬ方向に進んでいく――というストーリーで、映画は全国公開中。

ドラマに引き続き、優しさと腹黒さを併せ持つ役柄を演じた北川は、「私のことも腹黒いって思ってるかもしれないけど、本当です!」と笑いを誘いつつ、「テレビで感じ良くしなきゃと思わなくなった。大好きな作品なので、今日を迎えられて幸せです。大きな夢を見ていたよう」と感慨深げ。また、GACKTが「このチームは温かく、僕にも普通にしゃべってくれた。家族のようにやってきたので、今日で会うのが最後だと思うと寂しくて泣きそう」と深い思い入れを語ると、小日向も「ズラとヒゲを買い取りたいくらい大好きなキャラ。この役で他の作品にも出たい」と名残惜しい様子だった。

一方、完司と少年夢王子の2役を演じたマリウスは、「『王子みたい』ってよく言われる。自慢じゃなくて事実です」と天然っぷりを炸裂させると、北川は「大丈夫?」と吹き出し、GACKTも「それは自慢だよ」と苦笑い。また、イベント最後には、木村が北川に宛てた手紙を読むサプライズもあり、木村は声を詰まらせながら「優しく気さくに声を掛けてくれた。彩未先生の生徒になれてうれしかったです」と感謝。その様子に、一瞬瞳を潤ませた北川は、「しんみりさせてどうするんですか。私は泣かない!」とキッパリ言い放つも、「またみんなに会いたい。これからも、子どもたちの成長を見守っていけたら」と優しく微笑んでいた。