GW目前! 「旅行には行きたいけど、消費税も上がって、お金がかかるしな~」という気分の人も多いのでは? でも、最近進化しているカプセルホテルや夜行バスなどを上手に使えば、節約しつつ贅沢(ぜいたく)気分な旅も夢ではなさそうです。

ビジネスホテルよりも優雅なひとときになる!?(写真はカプセルホテル「FIRSTCABIN」)

大浴場のあるカプセルホテル

例えば京都や大阪、羽田や秋葉原などにある「FIRSTCABIN」は、従来のビジネスホテルとカプセルホテルの中間に位置する"コンパクトホテル"を展開しています。飛行機のファーストクラスをイメージした客室は「キャビン」と呼ばれ、基本宿泊価格はFirst Classが5,600円~、Business Classが4,600円~(宿泊価格は施設により、また、季節や曜日によって異なります)。

「店舗によって宿泊価格や仕様が異なるのですが、大浴場があるところもございますので、ビジネスホテルではなく、あえてFIRSTCABINをお選びいただくお客様も多くいらっしゃいます」(広報・大和田さん)。

「FIRSTCABIN」のFirst Classの客室

FirstCabin御堂筋難波の大浴場とサウナ

夜行バスでプライベート空間を確保

高速バス「WILLER EXPRESS」のオリジナルシート「コクーン」は、シェル型パーテーションで各座席が仕切られ、一人ひとりのプライベート空間が確保されています。左右に1列ずつあるシートを斜めに設置することで、後ろの人を気にせずリクライニングできます。

パーテーション内には靴や荷物を置くスペースもあり、映画、音楽、ゲームが楽しめるVODシステムも個別についています。運賃は、東京~大阪で片道8,230円~1万3,370円と、同社の一般車両に比べ若干高めですが、「"時間を有効に利用できる夜行バスを利用したい""他の方を気にせずくつろげるプライベート空間で移動したい"といったお客様にご好評を頂いております」(広報・山岡さん)とのこと。

コクーン車内の様子。パーテーションで座席が仕切られており、一人ひとりにモニターがセットされている

同一料金で女性専用エリアが使えるネットカフェ

夜行バスまでの待ち時間や移動疲れの休憩場所として、インターネットカフェを使う人もいますね。ヴァリックが運営する「快活CLUB」は、通常と同一料金で利用できる女性専用エリア「Villa me time」があります。こちらは2013年末から始まったサービスなので、導入しているのは全国で6店舗となっています(2014年4月現在)。

「今までのインターネットカフェのイメージを払拭(ふっしょく)するべく、清潔で明るく・安心・安全な空間をご用意しました」(広報・大山さん)。ナノケアスチーマーやマッサージクッション、2WAYストレート カール ヘアアイロンなどもフロントで無料貸し出ししており、導入店舗では「ヴィラメニュー」という女性向けメニューを食べることもできます。

V「illa me time」の入口。一部店舗には、バリをイメージするデザインを施した「デザイナーズブース」の個室を用意

今までは「旅費を節約」というと、「安かろう、悪かろう」といったイメージがありました。でも、情報をマメにチェックしていれば旅行代金は抑えつつ、気分がアガるラグジュアリーな旅も可能になっているようです。

筆者プロフィール : 楢戸 ひかる(ならと ひかる)

1969年生まれ 大手商社勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。生活に役立つ情報を「主婦er」にて更新中。