ネスレ日本は4月1日、「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権」の開催発表会を行った。発表会は、同社の新入社員9名が企画、運営。入社式の代わりに、入社当日から初仕事を行うこととなった。

「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権」発表会の様子

同社代表取締役兼CEO 高岡浩三氏は「どうして日本だけ入社式が必要なのか」と疑問を投げかけた。高岡氏によると、世界でも入社時にセレモニーを行っている企業は少なく、20世紀型の仕組みだという。同社は採用についても既に通年と決めており、面接の代わりに応募者に仕事をしてもらうなどの取組を行ってきた。

今回の発表会についても、「たまたま4月1日に記者発表会があった」ため、人事部発案で新入社員にプロデュースしてもらうことになったという。

優勝賞金4,000万円の大イベント、その発表会が初仕事に

ネスレ日本マッチプレー選手権は、プロゴルファー 片山晋呉氏の「世界で勝つために大切なことは"勝ちたいという強い想い"」と、同社の「世界で勝つための戦略」を伝え、海外への挑戦を支援することを目的に9月12日~14日の開催が決定。優勝者には4,000万円という大金に加え、副賞としてグローバルチャレンジサポート1,000万円が与えられる。

この大イベントの発表会に向けて新入社員は1カ月間かけて演出や企画を考案、片山氏も「準備をありがとう」「チャンスを与えられて、目をらんらんと輝かせていた。これから社会人として素敵な仕事をしてください」とエール。9人の新入社員に、トレードマークのテンガロンハットを贈った。

新入社員にテンガロンハットを贈る片山氏と、見守るネスレ日本代表取締役兼CEO 高岡浩三氏