ロート製薬はこのほど、「男女の化粧に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、男性と女性それぞれについてメイクに関する志向を明らかにすることを目的として、2月21日~23日にインターネット上で実施。全国の15歳~34歳の男性400名、女性400名、計800名(5歳ごと各100名ずつ)から回答を得た。
10代女子は「女友達」を意識してメイクしている
女性に「メイクをする際に意識するのは誰か」を聞いたところ、58.5%が「女性の友人」と回答し、「恋人や好きな人」52.5%や「男性の友人」33.3%を上回った。
同じ質問について年代別に回答を見ると、10代後半(15~19歳)では「友人(女性)」や「恋人や好きな人」が他の年代に比べて顕著に高い数値を示していた。また、20代前半(20~24歳)でも同様の傾向が見られ、特に若い層において同性も異性も意識する全方位意識の傾向が高くなっていることがわかった。
10代女子の約4割が「自分の肌に自信がない」
女性に「自分の肌がキレイと思うか」を聞いたところ、10代(15~19歳)と20代(20~24歳)では「あまりキレイではない」と思っている人が約4割で、他の年代と比較すると肌がキレイでないと思っている女性が多いことが明らかになった。
ベースメイクは厚塗りで欠点を隠すことよりも「薄くてカモフラージュ」重視
女性に「メイクをする際のベースメイクについて、どのようなことを重視して行っているか」を聞いたところ、約8割の女性が「薄いが、肌の欠点をカモフラージュできる」ことを重視していた。また、「自分の肌(素肌)を生かしたメイクをしたいか」を聞いたところ、68.8%が「素肌を生かしたい」と回答した。
女性が一番好きなベースメイクの仕上がりは“CC クリーム”でできた肌
「すっぴん」「パウダーファンデーション」「CC クリーム」「リキッドファンデーション」「BB クリーム」の5 つでそれぞれ肌メイクをした同一女性の画像から、どの肌が好きかを女性に聞いたところ、「CC クリーム」が33.8%で最も人気があることがわかった。また、どのメイクが「素肌っぽいと思うか」を聞いたところ、女性の57.0%が「CC クリーム」を「素肌っぽい」と考えていた。
6割以上の男性が「素肌っぽいナチュラルさ」があるメイクが好き
男性に、「女性のどんな肌(メイク)が好きか」を聞いたところ、60.5%が「素肌っぽいナチュラルさ」のある肌が好きと回答した。この傾向は年代に関係なく共通していた。
「女性の肌が気になるか」という質問を男性にしたところ、「気になる」29.8%、「やや気になる」53.8%となり、男性の8割以上が女性の肌を気にしていることがわかった。
また、男性に「スキンケア商品を使用するか」を聞いたところ、「毎日使用している」24.5%、「毎日ではないが普段から使用している」24.2%と、およそ2人に1人は普段からスキンケア商品を使用していた。毎日スキンケアをしている男性ほど、女性の肌のキレイさが気になっていることもわかり、男性自身の美意識の高さが女性への評価にも影響していることがうかがえた。
さらに、女性との交際経験数ごとに「肌のキレイさが気になる」男性の比率を見たところ、交際経験人数が7名以上の男性の半数が回答するなど、女性との交際経験数が多いほど女性の肌のキレイさを気にしていることが明らかになった。
男性は化粧が濃い女性を見て「薄い方が良いのに残念だと思っている」
男性に、「化粧が濃い女性についてどう思うか」を聞いたところ、「薄いほうが良いのに残念だと思う」47.0%、「不自然だと思う」38.0%と、否定的な意見が多いことがわかった。