日本銀行は25日、2013年10~12月期の資金循環統計(速報)を発表した。それによると、2013年12月末時点の家計が保有する金融資産の残高は前年同月末比6.0%増の1,645兆円となり、過去最高を更新した。

家計の金融資産の内訳は、「投資信託」が前年同月末比28.4%増の79兆円、「株式・出資金」が同38.5%増の155兆円と、株高を反映して大幅増。このほか、「現金・預金」が同2.3%増の874兆円、「保険・年金準備金」が同2.4%増の439兆円、「その他」が同7.4%増の69兆円、「債券」が同7.7%減の30兆円となった。

家計の金融資産(出典:日本銀行Webサイト)

日本国債(「国庫短期証券」と「国債・財融債」の合計)の保有状況を見ると、2013年12月末時点における日本銀行の国債保有額は183兆円で、構成比は18.6%。海外勢の国債保有額は82兆円で、構成比は8.3%。国内銀行の国債保有額は135兆円、構成比は13.7%だった。