ビースタイルはこのほど、働く意欲のある主婦層を中心に、東日本大震災が発生から3年を経て、仕事選びにどのような影響を与えているかについてアンケートを実施、結果を公表した。 

「家から近い職場希望」が、37.5%で最多に

同調査は3月7日~14日、インターネットリサーチ(無記名式)にて実施。有効回答者数は464名(既婚383名、未婚39名、既婚経験あり独身42名)だった。

「特に震災の影響はない」は37.3%に

「震災はあなたの仕事選びにどのような影響を与えていますか?」という質問に対しては、「災害時すぐに帰宅できるように家から近い職場を希望するようになった」との回答が37.5%でもっとも多くなった。3番目に多かった「家族との時間を優先してより融通の利く時間帯を希望するようになった」(32.3%)。

一方、「特に震災の影響はない」は37.3%。回答数としては2番目に多い数字となったが、この項目を選択しなかった62.7%の人は、仕事選びにおいて何らかのかたちで東日本大震災の影響を感じていると言える。

家族を優先して仕事を選ぶ傾向は子供がいる主婦により顕著に

「家から近い職場」と「融通利く時間帯」の希望割合は、子供がいる人がいない人を上回っている。

「家から近い職場」と「融通利く時間帯」の希望割合は、子供がいる人がいない人を上回る

フリーコメントとしては、「帰宅難民に遭遇したくなく、家から近い場所を探している」(神奈川県・39歳)、「20階以上の高層ビルでは働きたくない」(千葉県・38歳)、「Wワークなのだが震災によって本来の仕事が激減し、その上、短期派遣が禁止となり生活に困窮している」(東京都・57歳)、「労働環境や災害対応など、きちんとした考えを持った職場に勤めたいと思うようになった」(埼玉県・49歳)、「仕事をなくし再就職に苦労しました」(福岡県・54歳)などの声が寄せられた。