ネットリサーチの専門会社であるマクロミルはこのほど、「増税前の自動車購入駆け込み実態に関する調査」を実施し、その結果を発表した。3月末までに自動車を購入した人、納車予定の人の2人に1人は駆け込み需要であることがわかった。

消費税率引上げを前に、自動車の「駆け込み需要」が増えているという

この調査は日刊自動車新聞と共同で、全国の20~69歳を対象に実施された。対象者は男女、自動車の購入時期・意向時期別に選定したもので、「2013年12月~2014年3月末に自動車を購入した / 納車を予定している」(206名)、「4月以降に納車を予定している」(105名)など、合計1,032名。

3月末までに自動車を購入した人、納車予定の人に対して、自動車の購入がその時期になった理由を尋ねたところ、自動車を購入した人の56.5%、3月末までに納車を予定している人の77.9%が、「消費税が増税されるから」と答えた。半数以上が消費税増税に際しての駆け込み需要であったことがわかった。

一方、4月以降に納車を予定している人の47.6%は、「3月までに購入しようと思っていたが間に合わなかった」と回答している。4月以降に購入を希望している人に、今後の消費税増税についての認知度や影響度を尋ねたところ、2015年10月から消費税率が10%になる予定であることを知っている人は97.6%にのぼった。また、消費税10%が自動車の購入に影響するとの回答は56.3%となっている。