今年で37回目を迎える「日本アカデミー賞」で唯一、一般投票によって選ばれる"話題賞"の最終結果が20日、ニッポン放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)で発表され、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が俳優部門に輝いた。

俳優部門に選ばれたオードリー・若林正恭 (C)2013「ひまわりと子犬の7日間」製作委員会

若林は、堺雅人主演『ひまわりと子犬の7日間』で銀幕デビューを果たし好演が話題となり、今回初受賞となった。芸人の受賞は2011年のナインティナイン・岡村隆史以来3年ぶり。若林は「このような賞をいただけて本当にうれしいです。受賞できたのは監督・スタッフ・共演者の皆さま、そしてオールナイトニッポンリスナーのおかげです」と、感謝の意を表した。

一方、作品部門には、福山雅治主演『真夏の方程式』が選出された。同作は、東野圭吾原作の人気推理小説・ガリレオシリーズで、フジテレビ系ドラマ『ガリレオ』の劇場版第2作。福山は、もう1つの主演作品『そして父になる』が優秀作品賞、優秀主演男優賞など最多12部門を受賞しており、W受賞となった。

『真夏の方程式』の西谷弘監督は、「ラジオリスナーは耳から得た情報をすべて頭の中で映像化する。そんな想像力豊かな皆さまから頂いた賞を誇りに思います」と喜びのコメント。主演の福山は、「『真夏の方程式』は、炎天下の中の撮影や船酔いをしながら撮影をしたことを思い出しました(笑)。そしてこの作品は、西谷監督ご自身が持ってらっしゃる"ハードボイルド感"が表現されていると感じていて、僕自身も思い入れのある作品になっています」と作品を振り返り、「そういった意味でも皆さんの1票1票が本当にありがたく、またこの賞がもらえるよう日々精進していきたいと思っています」と、リスナーにメッセージを送った。

なお、3月7日に行われる授賞式では、昨年俳優部門を受賞したAKB48の大島優子がプレゼンターとして、作品部門・俳優部門の受賞者へ賞状を手渡す予定となっている。授賞式の模様は、ニッポン放送では、話題賞受賞者のスペシャルインタビューも交えて、3月7日の『オールナイトニッポンGOLD 第37回日本アカデミー賞スペシャル』(22:00~23:30)として放送される。

(C)2013「ひまわりと子犬の7日間」製作委員会

(C)2013「真夏の方程式」製作委員会