2人の天才F1レーサーの熱き闘いと絆を描いた映画『ラッシュ/プライドと友情』(2月7日公開、2月1日・2日先行上映)の来日会見が28日、東京・六本木ヒルズ内で開催され、主演のクリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュール、ロン・ハワード監督に加え、特別ゲストとして元プロ野球選手の清原和博氏が出席した。

会見で鏡開きを行う4人(左からダニエル・ブリュール、クリス・ヘムズワース、清原和博氏、ロン・ハワード監督)

同映画は、F1黄金時代に世界を熱狂させた伝説のレーサー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの2人が命を賭して競った、1976年の実話を描いたヒューマンドラマで、ハントをクリス・ヘムズワースが、ラウダをダニエル・ブリュールが演じる。

会見では、ロン・ハワード監督が「ジェームス・ハントとニキ・ラウダというキャラクターが魅力的で、F1のレースシーンも迫力の映画です。アクションも満載の映画ですが、根源にはエモーショナルな人間ドラマがあります」と映画を紹介。

主演の2人も、クリス「この映画のストーリーとキャラクターを、恋に落ちたように気に入ったんだ。ジェームス・ハントの『これが俺だ!』という生きざまにほれ込んだよ」、ダニエル「今まで役者をやってきて自分が『うらやましい』と思ってしまうほどの人間を演じるのはこれが初めてなんだ。ニキ・ラウダを演じて生きることができたことは、僕を一生、奮い立たせてくれる出来事だと思っているよ」と熱く語った。

会見の後半には、"男たちのドラマ"に強く感動したという元・プロ野球の清原和博氏が登場。「僕は車もF1も大好きで、21歳の頃からずっとフェラーリに乗っているんです。ニキ・ラウダのあの大事故ももちろん覚えています」とF1愛を伝え、「映画で描かれている人間ドラマに感動しました」と感想を述べた。また「僕は派手で、女性好きのハント(笑)。ニキ・ラウダは、元チームメイトの完璧主義者の選手(桑田真澄)に似ていますね(笑)」と、自身と桑田氏を主人公の2人に例えた。

最後に、清原氏の提案で、日本流のヒット祈願として二升半という特大瓶に入った祝い酒"益々繁盛"を来日ゲストに贈呈。4人による鏡開きでイベントを終えた。

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