品川ヒロシ監督、藤原竜也、お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一、中島美嘉らが28日、神奈川・川崎の川崎チネチッタで行われた映画『サンブンノイチ』(4月1日公開)のワールドプレミアに出席した。
本作は木下半太氏の原作を、品川ヒロシが長編3作目として映画化したもので、人生の一発逆転を賭けて銀行強盗を成功させたシュウ(藤原竜也)、ボーイのコジ(田中聖)、常連客の健さん(小杉竜一)の奮闘劇。3人で分け合うはずの数億円を巡って、謎の女・まりあ(中島美嘉)、闇の帝王・破魔翔(窪塚洋介)、川崎の魔女・渋柿多見子(池畑慎之介☆)も加わり、奪い合いとだまし合いが繰り広げられる。
登壇した品川監督は、「僕の時だけ拍手がないですね、そういうの気にしているんです」とぼやきつつ、「みんなの素晴らしい演技でと木下さんの原作で、面白い作品が出来上がったと思います」と自信をのぞかせた。藤原が、現場での品川監督を「優しくて良きリーダーという感じでスタッフからも愛されていました」と思い返すと、品川監督は「低めの好感度が上がればと思っているんです」とニヤリ。中島は「芸人というより、監督にしかみえなかったですね」と普段とのギャップを明かした。
この日は、原作者の木下半太氏も出席し、「もともと3人芝居で、キャバクラを借り切ってやったのですが、その時お客さんが10人くらいでした。今こんなに多くの方に集まっていただき感動しています」と興奮気味。品川監督は、「原作を読ませていただいて勝手に台本を書いちゃったんですよ。それから映画化という流れになりました。ハゲ・デブ・関西弁という役があったので、小杉さんしかいないと思いすぐに連絡しました」と映画化に至る経緯を振り返った。