「eラーニング実施状況」

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM[ジェイマム])は、国内企業706社の人事・教育担当者を対象に、社員教育におけるe ラーニングの実施状況、導入理由や実施教育テーマ等についてのアンケート調査を実施し結果を発表した。調査期間は2013年9月19日~11月22日。

62.3%がeラーニングを実施

調査の結果、62.3%の企業がeラーニングを実施していると回答。そのうちの半数が3年以内の導入(「1年以内」が18.4%、「2~3年以内」が31.6%)となっており、eラーニングという教育手段が急速に普及したことがうかがえた。また3,000人以上の従業員規模の企業では81.0%の実施率となった。

導入理由トップ「多数の社員の同時教育が可能である」

「eラーニング導入理由」

導入理由については「多数の社員の同時教育が可能である」が61.6%と最も多く、以下「手軽に学べる」(44.3%)、「学習時間が短く、すきま時間での学習が可能」(44.1%)、「コストパフォーマンスに優れている」「基本・基礎教育に適している」(共に37.7%)と続いた。

人気のテーマは「コンプライアンス」「ビジネススキル」「ヒューマンスキル」

「eラーニングで実施している教育テーマ」

実施している教育テーマについては、「コンプライアンス」が51.6%でトップとなった。2位は「ビジネススキル」(45.0%)、3位「ヒューマンスキル」(38.2%)、4位「階層別(管理職)」(28.2%)、5位「メンタルヘルス」(27.5%)、6位「語学」(24.5%)と続いた。

スマホ、タブレット対応を求める声も

「eラーニング活用のために期待すること」

eラーニング活用のために期待することとして、最も多くあげられたのは、「コースラインナップの充実」(65.2%)だった。2位に「スマホ、タブレット対応コースの充実」(41.8%)、3位「低価格化」(40.0%)、4位「受講者管理等のシステムの利便性の向上」(38.9%)と続いた。