60~74歳も、4人に1人が"まだ「大人」ではない"と感じている

ビデオリサーチはこのほど、生活者の実態を捉えるための活動の一環として「大人」に関する調査を実施、結果を発表した。同調査は2013年12月27日~29日、全国の15~74歳の男女1,150人を対象に、インターネット調査にて実施した。

「心の成人式」は、就職と結婚がきっかけに

自分自身が「大人」と思うかを聞いたところ、年齢が上がるにつれて「大人」と感じる割合は上がるものの、60~74歳でも4人に1人(23.2%)が"まだ「大人」ではない"と考えていた。

「大人」ではないと考える理由として、「穏やかな気持ちですべてを見ることができない」(69歳女性)、「まだまだ機嫌が悪い時が有り、夫婦喧嘩をする」(72歳男性)、「周りの人から感性が子供のようだと言われるから大人ではない」(64歳女性)など、"精神的に「大人」になりきれていないこと"という意見が多く見られた。

逆に、人はどういう時に「大人」になったと思うのか、自身のことを「大人」だと考えている人たちに、そのきっかけを聞いてみた。結果は、就職・一人暮らし・結婚・出産といったライフステージの変化についての回答が多く見られた。

就職と結婚をきっかけに「大人」を自覚

実際にライフステージが大きく変化するタイミングである20~30代の人たちをライフステージ別に見たところ、特に就職と結婚がきっかけとして大きいことがわかる。就職や結婚以外の理由としては、子供の自立や結婚、自らの昇進・転職・定年を挙げる人も多く、同社では、育てあげた・勤めあげたという実績、実感をもって初めて「大人」を自覚する人もいるようだと分析している。

その他、詳細は同社プレスリリースで確認できる。