ラケットを取り出して、現役時代の秘話も明かしてくれた

森永製菓は1月9日、東京都内のZ会教室において大学受験生を対象としたイベント「ココアを飲んで頑張れ、受験生! 松岡修造 熱血授業2014」を開催。かつて世界のトップテニスプレーヤーと戦った松岡さんによるアツい授業をお届けする。

ココアが認知能力に及ぼす影響

森永製菓とZ会のコラボレーションによって、今回のイベントは実現した。ココアに含まれるカカオポリフェノールやテオブロミンには、認知能力の向上が期待できるとの報告が数多くされており、昨年10月には四天王寺大学の佐藤広康教授と同社は共同研究として、ココアの計算能力向上効果を発表している。夜間のホットココアは、受験生の心と体を温めるだけではなく、脳にも好影響を及ぼしていたようだ。

話す前は緊張の面持ちの松岡さん

その熱々のココアにも負けない熱いハートを持った松岡さんが教壇に立ち、自身の経験談も踏まえながら受験生を激励するというのが、この日のイベントの趣旨だ。松岡さんの話を聞こうと大学受験を控えた高校生、浪人生を含め33人の受験生が集まり、教室は熱気に包まれていた。

熱弁をふるう前に森永ミルクココアで喉を潤す

扁桃体をブルブルさせろ!

「僕は偉そうに言う立場ではない」と謙そんしながらも、"松岡先生"はじっくりと深くてイイ話をしてくれた。

現役を引退してから始めたスポーツキャスターなどの仕事を通じて、これまでに様々な人を取材してきた松岡さん。自身の経験談から、記憶力をアップさせる方法をまずは話してくれた。記憶力アップのコツとして、記憶と深いつながりがある扁桃体を引き合いに出し、「本気で覚えたいときに(扁桃体は)ブルブル震える。人の話を聴くとき、本を読むとき、勉強をするとき、自分の脳をとにかくブルブルさせればいいんです!」。どうすれば扁桃体を震わすことができるのか具体的に語ってはくれなかったが、妙な説得力があるのはさすが松岡さんだ。

脳をブルブルさせることが大事なんだ!

身振り手振りを交えて熱弁

一生懸命ではなく、一所懸命だ!

受験といえばプレッシャーや緊張がつきもの。それでも「緊張することはめちゃくちゃいいことです」と話す。「周りから期待されていて、プレッシャーがあることはいいことですよ。気にされているんだから。(こうあってほしいと周囲が)願っているんだから」と、重圧を期待ととらえることが大事だと説いた。

そして、目の前にチャンスがぶら下がってきたら、それをしっかりとつかむために「一生懸命」ではなく、「一所懸命」が必要だとした。「ひとつの所に命を懸ける。それがチャンスをチャンスにするための唯一できることだと思う」。1995年のウィンブルドン選手権でベスト8に進出、3大会連続でオリンピックに出場するなど、世界で活躍した松岡さん。これまで歩んできた経験を全力で伝えた結果、予定の"授業時間"を大幅に過ぎてしまったが、そこはご愛きょうだ。

授業の途中でも、ココアをゴクリ

一所懸命だ、チャンスをつかめ!

受験生との質疑応答タイムでは、ネガティブ志向の女子学生が「受験に落ちる」という夢をよく見ていることを明かすと、ネガティブなイメージを想起させるワードと逆の言葉を暗示的に言うことで、自分を鼓舞することが必要と説明。「(大学に)入る!と(自身に)言うしかない」と、メンタル面の重要性を指摘した。

「ネガティブ菌」などに象徴されるような、意味がイマイチよくわからない言葉も所々にあったものの、現役時代の「勝利のための儀式」や愛(まな)弟子・錦織圭選手などの秘密を明かしながら語る「修造節」に、受験生はときに笑い、ときにうなずきながら熱心に聞き入っていた。

大学に「落ちる」と考えるのはなく、「入る!」と考えるのだ!

"授業"を無事に終えた松岡さんは「受験は人生で最も大事な戦い。その大事な時期に彼らに触れ合えていい機会だった。僕は、彼らの『本気』を感じた」と満足そうに振り返った。受験生たちに「一所懸命」「本気」「できる」などの直筆メッセージを書いたココアを一つ一つ手渡しをしたり、全体での記念撮影の後に受験生との個人撮影にも気さくに応じたりした松岡さん。皆を引き込む熱弁だけではなく、細やかな気配りもできる点に人気の秘密を見た気がした。