シンガポール航空(本社:シンガポール)はこのほど、「もうひとつの我が家」というコンセプトの元で刷新された新しい「シルバークリスラウンジ(SilverKris Lounge)を、シドニーで初公開した。
来年はロンドンや香港にも登場
シドニーで公開された「シルバークリスラウンジ」は、世界中の空港にある同ラウンジを数百万ドルに及ぶ投資プログラムでアップグレードしたもの。フォーカスグループを含んだ広範囲の研究調査に従って、家庭の要素を取り入れた設計が施されている。また、デザインは建築・インテリアデザイン事務所であるONG&ONGが担当した。
この新コンセプトは今後5年間、およそ1億シンガポールドルを投資し、世界15都市(※)のシルバークリスラウンジに導入される。刷新されたばかりのシドニーのラウンジに続き、2014年には、ロンドン、香港、及びシンガポール(ターミナル3)でも順次展開される予定となっている。
シンガポールならではのミールも充実
ラウンジのウェルカムホワイエには、同社独自の伝統的なバティック柄のスクリーンを使用。ラウンジの中に入ると、シンガポールを始めとした各地域の芸術作品が飾られている。
リビングルームやキッチン、ダイニングルームなど、様々なニーズに合わせて設けられた個人用のスペースがあり、休憩やリラクゼーションなど自分の目的に合わせて自由に利用できる。また、プライバシーを確保することで仕事に集中でき、フライトの前の休憩にも最適なプロダクティビティ・ポッドというスペースも用意している。
ミールサービスでは、バラエティーに富んだ世界中の食事やワイン、蒸留酒を含む飲み物とともに、シンガポールの味である「ラクサ」や「ミーシアム」などのメニューも用意。さらに、同社特有の心のこもったおもてなしをするためにトレーニングを積んだ旅客担当職員が、一人ひとりに合わせたサービス・サポートをしてくれる。
シンガポール航空プロダクト&サービス担当シニアバイスプレジデント タン・ピー・テックは、「私たちはシンガポール航空をご利用のお客様から、機内に搭乗すると“家”にいるような感覚を抱くといった声をお寄せいただいております。その感覚を地上でも味わっていただきたいという想いから開発された『もうひとつの我が家』という新コンセプトを通じて、旅の始まりから終わりまで皆様一人ひとりに快適な時間を過ごしていただきたいと思っています。全ての空間が家のようになじみ深く快適で、温かい雰囲気を演出できるよう思慮深くデザインされています」とコメントしている。
※アデレード、バンコク、ブリスベン、香港、クアラルンプール、ロンドン、マニラ、メルボルン、ニューデリー、パース、サンフランシスコ、ソウル、シンガポール、シドニー、台北