俳優・佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014年夏2部作連続公開)の第2弾となるビジュアルが5日、公開され、伊勢谷友介演じる四乃森蒼紫、田中泯演じる柏崎念至の姿が明らかになった。
剣心の宿敵・志々雄の部下で剣心に匹敵する天賦の剣才・瀬田宗次郎(神木隆之介)に続いてビジュアルが公開されたのは、幕末に王城江戸城を影で守り抜いた「隠密御庭番衆」の御頭の座を15歳という若さで引き継いだ四乃森蒼紫と、かつて"御庭番衆最恐"と恐れられていた"翁"こと柏崎念至。2人の鋭い眼光は、彼らに待ち受けていた壮絶な闘いを予感させる。
伊勢谷と田中は、本作でメガホンを取った大友啓史監督が演出を手掛けたNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)にも参加したことのある2人。役が決まってから体を鍛えたことを明かす伊勢谷だが、彼の「撮影が続く中で足が動かなくなることもあり、悔しい思いをしながら撮影を進めています。アクションチームは目指すところが高いので追いつくので精一杯」という言葉は、現場の過酷さを物語る。一方、大友監督が「史上最強の68歳」と太鼓判を押し、これまでダンサーとして経験を生かすために幾度となくトレーニングを積み重ねてきた田中でさえ、「もう少しすると動かなくなると思うので必死に戦っている状況」とのコメントを寄せている。
『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』は、2部作連続公開という前作を上回る壮大なスケールで描かれる。動乱の幕末が終わり明治という新たな時代を迎えた東京を舞台に描かれた前作に続き、本作では原作ファンの間で最も人気の高い「京都編」をベースに、日本制圧を目論む新たな敵が待ち受ける京都が舞台となっている。四乃森蒼紫と翁の生死をかけた死闘は京都編の見どころの1つであり、前作以上のアクションシーンが期待される。