「今年のときめき」ランキング(全体)

博報堂生活総合研究所は全国の15~69歳の男女を対象に、2013年に生活者が関心を示したと思われるモノやサービス、コンテンツ事例(ヒット商品)について「今年のときめき」と題した調査を実施した。調査は11月1日~5日にかけて行われ、1,008人から有効回答を得た。

日本の伝統や風物にも"ときめき"志向

ランキングの1位となったのは、「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定」(72.5%)。「これを機に日本が発展すると良い(21歳女性)」「日本を元気にする起爆剤となって欲しい(66歳男性)」など、期待の声が寄せられた。2位は「純国産品」(69.1%)、3位は「油を使わずに揚げ物が作れる調理器具」(66.1%)だった。

ランキングを分析すると、日本が世界に誇れる伝統や風物に、費者がときめく志向が表れている。「富士山世界文化遺産」(8位)、「式年遷宮」(12位)などがその例で、まだ自分が体験していない日本を確かめるような消費に支持が集まった。

また、コスト・パフォーマンスと安全性、日本ならではのオリジナリティを持つ商品も人気が高い。2位には「純国産品」が、16位には「コンビニ・ドリップコーヒー」がランクイン。時短系洗剤(21位)、高級PB食品(30位)も支持されている。

男女別に見ると、男性は、京オリンピック・パラリンピックが1位。衝突回避支援システム、新型タブレット、新型ハイブリットなど、新しい生活技術への関心が高い。一方女性は、油を使わずに揚げ物が作れる調理器具、低価格デザイン雑貨店、時短系洗剤が上位にランクイン。日常生活を快適・便利にするものに注目しているようだ。

「今年のときめき」ランキング(性別)