マネックス証券は27日、「MONEX 個人投資家 2013年11月調査」の結果を発表した。同調査は、11月11日から11月13日に、マネックス証券に口座を保有する個人投資家を対象としてインターネットリサーチで実施し1177件から回答結果を報告書にまとめた。

個人投資家の見通しDIは日本株と中国株は低下、米国株は小幅に上昇

  • 【日本株DI】(2013年10月)56→(2013年11月)39(前月比-17ポイント)

  • 【米国株DI】(2013年10月)25→(2013年11月)32(前月比+7ポイント)

  • 【中国株DI】(2013年10月)-32→(2013年11月)-46(前月比-14ポイント)

日本の個人投資家に今後3ヶ月程度の各国(日本、米国、中国)の株式市場見通しについてたずねた。前回調査時(2013年10月実施)以降、日経平均が一進一退だったこともあり投資家心理は改善せず日本株DIは低下に転じた。一方、米国株DIは小幅に上昇。11月8日に発表された10月分の米国雇用統計(非農業部門雇用者数)が予想に反しプラスであったことが要因の一つとして考えられるという。中国株DIについては、11月1日に発表された10月の製造業PMIが前月より上昇したものの、中国株関連指数が下落傾向だったことなどが影響してか低下しているという。

個人投資家は、欧州の金利動向および金融政策に着目

個人投資家が注目する国内のトピックでは、調査期間が4-9月期の決算発表が出揃った直後ということもあり企業業績について注目度合が高まったという。一方、調査開始前の週に欧州の中央銀行であるECBが半年ぶりの利下げを行ったことなどを受け、欧州の金利動向および金融政策に対する関心も高まっているとしている。(前月比欧州の金利動向:+5.5%欧州の金融政策:+6.2%)

その他の調査結果トピックス

  • 業種別魅力度ランキング、「自動車」が首位を奪還

  • 消費増税後の対応について