左から「小岩井 まもるチカラの乳酸菌」(143円)「キリン 守って! 力水」(143円)「からだまもるみず。プラズマ乳酸菌の水」(120円)

キリンビバレッジは12月10日より、キリングループの独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合した3種類の商品を順次発売する。手軽な健康サポート飲料として展開していくという。12月10日に発売されるのは「キリン 守って! 力水」(500ml 143円・税抜)と「小岩井 まもるチカラの乳酸菌」(500ml 143円・税抜)の2商品。2014年1月21日に発売されるのは「からだまもるみず。プラズマ乳酸菌の水」(120円/500ml・105円/280ml 共に税抜)となっている。

注目の素材、プラズマ乳酸菌とは

今回発売される3商品は、キリンの健康プロジェクト「キリン プラス-アイ」シリーズとして位置づけられている。同シリーズでは、ふだんの食生活では摂取しづらい健康素材を手軽に摂(と)ってもらえるための商品をラインアップ。史上初のトクホコーラとなった「キリン メッツ コーラ」や同じくプラズマ乳酸菌を使った「小岩井 カラダへの贈りもの プラズマ乳酸菌のむヨーグルト」などをこれまでに発売している。

今回の3商品は、すべてにプラズマ乳酸菌が50mg配合されている。菌数に換算すると約1,000億個だという。プラズマ乳酸菌は、対ウイルス免疫に欠かせない細胞を活性化させる効果が確認された希少な乳酸菌であり、風邪やインフルエンザの予防などに期待が持てるという。実際、キリンホールディングスのフロンティア技術研究所は、小岩井乳業と共同でのマウス試験において、プラズマ乳酸菌のインフルエンザ感染予防作用も確認している。

健康に不安はある人は増加傾向

発売に先駆け11月12日に行われた新商品発表会では、同社マーケティング本部の山田精二マーケティング部長が、新商品の開発背景を説明。山田部長は、同社の調査によって健康に不安がある人が近年増加傾向にあるものの、それに伴って運動の習慣は定着していないことを指摘。そのため、キリン プラス-アイシリーズ商品の需要は今後も増えていくことが見込めるとし、「広いリーチ(の消費者)を獲得できるように」異なるユーザーを想定した3商品を発売したという。

30代以上の世代で健康への不安が強くなる

新商品3種を試飲。そのお味は……

発表会では、3商品の試飲が行われたので実際に飲んでみた。

まず、小児を持つ母親とその家族をターゲットに想定している小岩井 まもるチカラの乳酸菌を飲んでみる。ほのかなりんご味が感じられるヨーグルト風味で、とてもすっきりとした味わいだ。かわいらしいパッケージで、ビタミンが配合されているのもありがたい。

次に中高生が好みそうな炭酸飲料、キリン 守って! 力水をゴクリ。フルーツの風味が口に広がった後に、喉ごしのよい爽やか感が突き抜けていく。受験生にはうれしいDHAやビタミンCが配合されている点も特長だ。

最後は1月に発売され、メインユーザーを社会人に想定している、からだまもるみず。 プラズマ乳酸菌の水を飲んでみた。柑橘(かんきつ)系の香りでレモン水のような味わいは、冷やしても常温でもおいしく飲めそうだ。丁寧にろ過を重ねた水にプラズマ乳酸菌を加えただけなので、無糖でカロリーゼロというメリットもある。

子持ちの母親、受験生、社会人を対象にした3商品だ

水分補給方法を変えて、体をケア

今回の3商品は、共通して「守る(まもる)」というキーワードが入っている。子持ちの母親に受験生、社会人。皆多忙で、ついつい体のケアをおろそかにしてしまいがちだが、毎日の水分補給方法を変えることで体をケアできるとしたら、これほどうれしいことはない。寒くなるこれからの季節、プラズマ乳酸菌のお世話になる機会は多そうだ。