椅子の前に立ち、片脚を乗せる

整体師の大山奏です。アスリートの身体は普通では考えられないくらい、筋肉のつき方のバランスがいいです。どこか1カ所だけを鍛えても世界に通用する強さや運動のポテンシャルは発揮できないということですね。そこで今回は、自分のバランス力を確認しつつ弱い部分を克服するために、バランス力と体幹の筋力・脚力をあげるトレーニングを紹介します。

まず、椅子の前に立ちます。そこから片脚を椅子に乗せ、そのまま全身を上に持ち上げます。

体重を前にかけるのはNG

片脚レッグリフトのポイントは、重心を動かさないことです。片脚スクワットでも、疲れてくるとバランスを崩してしまいます。この筋トレは更に負荷が高いので、全身の筋肉に気を配る必要があります。

身体を持ち上げる時に上半身が前のめりになったり、膝が曲がってしまうのはNGです。体重を前にかけるのではなく、上に持ち上げるように意識しましょう。

NG例、上半身が前に倒れている

OK例、身体が一直線になっている

身体が一直線になっていればOK

片脚を椅子に乗せ、息を吐きながら上に引っ張られる感覚で脚に力を入れます。お尻を閉め、腹筋・背筋・背中の筋肉にも力を入れて体幹を固定し、一直線になった状態で椅子の上にあがります。

降りる時も姿勢が崩れないように注意してください。1セットが終わるまでは、身体の緊張感を抜かないのがコツです。片脚10回1セット×2を最初の目標にしてみましょう。踏み台昇降のように左右交互に行うでも構いません。途中バランスが崩れそうになった場合は、立ち位置をきちんと直してから再度始めてください。

椅子の高さや、手に重りを持つなどすれば強度を変えられます。また、簡単すぎると感じたら爪先立ちでの挑戦もしてみるといいですよ。体幹の力がついてきても、力を入れ続けるのは難しいです。片脚レッグリフトは、体幹の力が抜けるといきなりバランスが取れなくなるので、力を意識して入れ続ける練習にもなります。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」