女優の堀北真希が14日、都内で行われた主演舞台『9days Queen ~九日間の女王~』の製作発表会見に出席した。
同作は、エリザベス一世が即位する5年前の1553年、在位期間がわずか9日間だけだったことから「9days Queen」と呼ばれたイギリス女王ジェーン・グレイの苦悩と真実を描き出す悲劇。堀北は、2009年の初舞台『ジャンヌ・ダルク』から3年ぶりに赤坂ACTシアターでこの悲劇の女王を演じ、『ジャンヌ・ダルク』で演出を手掛けた白井晃と再びタッグを組む。ジェーンのよき理解者であり、家庭教師のロジャー・アスカムを上川隆也が演じる。共演は、成河、江口のりこ、田端智子、浅利陽介、姜暢雄ほか。
壇上で、演出の白井晃が「『ジャンヌ・ダルク』の時から成長した堀北さんに会えるのが楽しみだった」語ったことから、主演を務める堀北は「3年ぶりに白井さんとご一緒することになり、成長できているか不安」としながらも「3度目の舞台で経験も浅いですし、難しい役ですが、うまくやろうとせずお客さんに何か大きなものを届けられるように頑張りたいですし、皆さんの感情が揺れ動くように演じたいと思います」と意気込みを。堀北とはドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(2007年)で共演経験がある上川は「前回は同性愛者の役だったので、今回はまったく違う形で堀北さんと向き合うことになり、気が引ける思いもありますが、楽しみにしています」と語った。
女王即位から9日後に断頭台に送られる悲劇の主人公を演じる堀北だが、「自分が女王になったら何をしたいか?」と聞かれると「贅沢な暮らしがしたいですね。キラキラした豪華な衣装を着て、大きなベッドで寝て、広いお風呂で泡に包まれたいです」と笑顔も見せた。最後には「今の私たちが学びとれるところもあると思います。私が演じることで皆さんにお伝えできれば。インパクトがあって衝撃的な舞台になると思うので、皆さん劇場に足を運んでいただけるとうれしいです」とアピールしていた。