女優の綾瀬はるかと俳優の松坂桃李が、累計310万部を突破した人気ミステリー小説を原作とした映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』(2014年初夏公開)で初めて共演することが12日、明らかになった。

映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』で初めて共演する綾瀬はるか(左)と松坂桃李

本作は、作家・松岡圭祐の『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズ(全21冊)待望の初映画化作品。映画の題材となるエピソードは、原作ファンが選ぶ人気ランキング1位の「万能鑑定士Qの事件簿IX」でシリーズ最高傑作とも言われている。ルーヴルの臨時学芸員に選ばれた主人公・凜田莉子(綾瀬はるか)と彼女を取材する雑誌編集者・小笠原(松坂桃李)のコンビが、歴史的傑作絵画「モナ・リザ」に隠された謎に迫る。

綾瀬が演じる莉子は、鑑定眼とロジカルシンキング(論理的思考)を駆使して難事件を解決するヒロイン。綾瀬は"万能鑑定士"という職業について、「蓄積された膨大な知識を持って、色んな人の身に着けている物から、この人がどういう仕事をしているのか、どんな生活をしているのかがわかってしまうんです」と説明し、「私も撮影が終わるころには、人を下からなめまわすように見ているかもしれません(笑)」と笑顔を見せていた。初共演となる松坂については、「普段テレビで見ている爽やかなイメージとは違いますね」と明かし、「記者さんが爽やかではないという意味ではないのですが、松坂さん演じる記者さんモサッとしていますよね(笑)」とコメント。

それに対し松坂は、「記者としていい味が出ていると聞いて、その匂いを出したかったのでうれしいです。狙い通りです(笑)」と満足気。綾瀬の印象を「イメージ通りとても柔らかい空気をまとっている方でしたが、視野が広いし、何より勘が鋭い一面もあるんじゃないかなと感じました」と振り返り、「お芝居をしている中で、現場にある情報や言葉などを自分の中で変換して取り組んでいく…。そういう勘の鋭さがありますね」と魅力を語っていた。

綾瀬、松坂のほか、莉子のライバルの鑑定士役で初音映莉子、ルーヴル美術館の代理人役で村上弘明が出演。撮影は10月16日からスタートし、11月29日まで関東近郊、新潟、パリ、東宝スタジオなどで撮影が行われる予定となっている。

(C)2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会