オールアバウトとグラクソ・スミスクラインはこのほど、「歯の健康に関する意識調査」の結果を公表した。調査は、10月11日~12日に20歳以上60歳未満の男女を対象にインターネットで実施。1,000件の有効回答を得た。
歯ブラシのかたさは「ふつう」が最多
1日に歯を磨く回数を尋ねると、最も多いのは「2回」(52.5%)だった。後には「1回」(22.7%)、「3回」(21.5%)、「4回」(1.8%)が続く。
使用している歯ブラシのかたさについて聞くと、「ふつう」(64.4%)が最も多かった。また、「かたい」(7.3%)と「ややかたい」(12.5%)の合計が19.8%なのに対し、「柔らかい」(5.5%)「やや柔らかい」(9.0%)の合計が14.5%という結果で、かための歯ブラシの方が好まれる傾向にあるとわかった。
30代にシミた経験が多い
次に、冷たいものを食べたり、飲んだり、ブラッシングをした際に、歯がシミて痛みを感じたことがあるかを尋ねた。冷たいものの飲食については「ある」(22.0%)「どちらかといえばある」(28.9%)の合計が50.9%だった。ブラッシングでは「ある」(12.8%)と「どちらかといえばある」(19.7%)の合計は32.5%となっている。世代別・年齢別では、30代に多く見られた。
痛みを感じたことがある人に、原因が何であると思うかを聞くと、「知覚過敏」(48.5%)と答える人が最も多かった。続いて「虫歯」(31.9%)、「歯周病(歯槽のう漏)」(23.8%)となっている。原因を知るために歯科医院で診察を受けた人は、40.9%だった。
知覚過敏が30代に多く見受けられることより、グラクソ・スミスクラインの平野真太郎氏は、「加齢ではなく、生活習慣が原因と言えます。力の入りすぎた念入りなブラッシングや酸性度の高い食べ物の摂食などによって起きるため、健康意識の高い人ほど注意が必要です」とコメントしている。