東京駅八重洲側の商業施設「東京駅一番街」は11月8日、1階八重洲北口前の「おみやげプラザ」を「TOKYO Me+」(トウキョウミタス)としてリニューアルオープンした。今回のリニューアルでは、定番の東京土産に加え、東京の様々な魅力を感じられる商品を新たに取りそろえたとのこと。店舗の入れ替えも行い、総店舗数32店舗のうち11店舗が新規出店となる。

11月8日にリニューアルオープンした「TOKYO Me+」(トウキョウミタス)。写真は同施設内にある「東京イッピン」

「東京イッピン」内で購入した商品は、同店で販売されている風呂敷で包んでもらうことも可能

エリアは「のれんてみやげ」「パティシエコレクション」「東京定番みやげ」「プライベートスイーツ」の4つのゾーンに分かれており、注目すべきは、100年以上続く東京の老舗店35ブランドを一堂に集めたのれんてみやげゾーン。例えばその中にある「東京イッピン」は、つくだ煮をはじめとする食品類から扇子や風呂敷といった雑貨まで、東京の老舗店舗の商品を一堂に集めた店舗だ。

ずらりと並ぶ正方形のパッケージは、江戸小紋をイメージした東京イッピンのオリジナルデザイン。浅草今半や常盤堂雷おこし本舗といった様々な老舗の逸品がそろい、「牛肉佃煮詰合せ」(893円)、「雷鳴(10枚)」(525円)など気軽に購入できるサイズと価格で販売されている。「東京には長い歴史を持つ老舗さんがたくさんあり、商品もすばらしいものばかり。若い方にも、もっと身近に気軽に試してもらいたいという願いを込めた店舗です」(東京ステーション開発営業部営業課木下藍子さん)。また、東京イッピンで購入した商品は、販売されている風呂敷で包んでもらうこともでき、ハイセンスなお土産として注目を集めそうだ。

その他にも、初の支店や駅商業施設初出店といった店舗がずらり。東京・小岩に本店を置く「トウキョウ ラトリエ ドゥ シュクル」は、高輪プリンスホテルや料亭「青柳」などで経験を積んだ白岩操雄パティシエによる洋菓子店だ。厳選された素材の魅力を最大限に引き出したパウンドケーキや焼菓子を提供する。カットして1枚単位で販売するパウンドケーキやバラ売りの焼菓子も用意し、自家利用にも対応する。

「トウキョウ ラトリエ ドゥ シュクル」は定番以外に「ほうれん草とたまり醤油」(1,000円)といった特徴的なパウンドケーキも用意

お土産としてだけでなく、"自分へのご褒美"としてもピッタリな商品が多くそろう。東京駅の新たな楽しみとしてにぎわいをみせそうだ。