現在公開中のアニメーション映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』の舞台あいさつが2日、大阪・梅田ブルク7にて行われ、悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍ら主要キャストが登壇した。
上映前の登壇ということもありネタバレを警戒しながらのあいさつとなったが、キャストそれぞれがアフレコの様子や作品への愛情を語り、鹿目まどか役の悠木は作品中の台詞と絡めながら「大阪のみんな、待たせちゃってごめんね!」と話すと、会場は大歓声に沸き立った。さらに悠木は、TVシリーズでは3話以降泣かない回がなかったというエピソードを交えながら「[新編]では、とってもキラキラした愛されるキャラになっています。そういった意味で、もう一度まどかと向き合う機会になったと思います」と、まどかを演じる喜びを吐露した。
続く暁美ほむら役の斎藤は「我が『まどマギ』人生に一片の悔いなし! といいたいところですが、ちょっと悔いが残ります」と語るも、「これだけみなさんが応援してくれるのに、もしこれが最後だとしたらと思うと。でも、これは完結編とかではなく[新編]なのでここからまた何かが始まるといいなと思います。映画館で堪能できるのはとても贅沢な時間なので、堪能していただけたらいいなと思います」と次回作への期待を寄せていた。
巴マミ役の水橋は「本作は音響効果も凝っていて、細かいところまでこだわって作られています。この作品を、台詞に絡めて言うならば『もう、何も恐くない』かな(笑)」と会場を沸かせ、美樹さやか役の喜多村は「いちファンとして、ストーリー、キャラクターはもちろんのこと、劇団イヌカレーさんによる映像美というのも魅力だと思います。特に、私が演じる美樹さやかは、まどかに負けじと、アルティメット化というか巨大化? なんてこともあるので、楽しんでください」とそれぞれに本作の劇伴や映像美をアピール。
最後に佐倉杏子役の野中は「杏子はあいかわらず今回もいろんなところで、食べていますので、その辺も、他の湿るんじゃないかなと思います。ネタバレは気をつけて。"ネタバレは、私が許さない"」と、公開初日から徹底管理されている"ネタバレ無用"を強調していた。
現在全国129館で公開中の本作は、10月26日、27日の週末2日間で興行収入4億3,600円を叩き出し、オープニング興行としては大ヒットを記録。この記録は、2011年公開『映画けいおん!』(137館)の3億1,631万450円、2013年7月公開『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(127館)の2億8,185万9,900円と、二つの大作の初日2日間の興行収入記録を大きく上回る結果に。今後も、劇場における週替わり来場者プレゼントや、現在放送中のTVアニメ『物語シリーズ』とタイアップした週替わり劇場マナー短編映像などさまざまな仕掛けもあり、今後の動員数も好調に推移することが予想されている。
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