日本郵政は31日、同社が運営する「かんぽの宿塩原」(栃木県・那須塩原市)で、ランチメニューとして販売していた「ステーキ定食」に牛脂加工肉を使用していたと発表した。

同施設では、牛脂を注入した加工肉であることを明記せず、「ステーキ定食」として提供していた。同メニューについては、調査で問題が判明した30日に販売を停止した。

日本郵政は「私どもの商品表示に関する理解不足から、お客さまに誤認されてしまう懸念を生じさせたことを深く反省いたしますとともに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。今後については「本件を厳粛に受け止め、他の『かんぽの宿』等において同様の事案がないか至急調査を行うとともに、お客さまへ提供するメニュー等について適正に表示するよう、内部管理態勢の充実・強化を図り、信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいります」としている。