北川景子と深田恭子を迎えたホラー映画『ルームメイト』の完成披露会見が、10月30日に新宿バルト9で開催。北川、深田、高良健吾、古澤健監督が登壇した。
『ルームメイト』は、出会って仲良くなり、ルームメイトとなった友人が、やがて恐怖の対象に変わっていくというサスペンスフルなホラー映画。北川はホラー映画初挑戦となった。メガホンを取ったのは、黒沢清監督の下で腕を磨いた、『アナザー Another』(2011年)の古澤健監督だ。
北川と深田は本作で初共演となった。映画の内容に合わせ、お互いに感じた恐ろしい一面について尋ねられると、北川は「ないです。こんなにきれいで、外見も中身も完璧なので、逆にそれが恐ろしいのではないかなと思ったりして。恭子ちゃんはいつもと違うって時がないですし、本当に安定しています」と深田の美貌とおおらかさを強調。深田は「恐ろしいところは、本当に真っ直ぐなところです。監督に向かって『これはどういうことですか?』と質問したりするので、怖いというより、戸惑ったりしてしまうんじゃないかなと」と北川の生真面目さについてコメント。続けて「景子ちゃんはサバサバしているイメージがあったけど、メールとかはとても可愛いです」と、北川の意外な一面についても触れた。
高良も2人についての同質問を投げられると「ないです。きれいです。怖さは映画の中に映っているので」とはにかみながら、作品をアピール。古澤監督も「特に後半の変貌ぶりはすごいです。僕は主演女優の2人に頼りっぱなしで、お芝居では本当に驚かされました」と絶賛した。
また、話題は、劇中の北川と深田による女同士のキスシーンに。北川は「役として夢中でした。撮影が始まる前は、あの深田恭子ちゃんとキスできるってことで胸が高まりました」と笑顔で語ると、深田も「キスをして、ビンタをするという流れでしたが、スタッフの方が緊張していました。私もドキドキしながらやりました」と照れながらコメント。ちなみに両者とも女同士のキスは初だったようで、感触については「柔らかかった」という。4人は、会見後、舞台あいさつにも登壇し、黄色い歓声に包まれた。『ルームメイト』は、11月9日(土)より全国公開。