国土交通省は29日、2014年4月の消費税率引上げに伴い、鉄道およびバス事業者に限り、ICカードを利用する場合の運賃を1円単位で値上げすることを認めると発表した。政府全体の基本的な考え方などを踏まえ、適切に対応するため、今回の取り扱いを認めたという。

端数処理の方法については、ICカード1円単位運賃が常に「現金運賃以下」となることを基本とする。値上げ幅は105分の108で計算する。鉄道では、10円未満の現金運賃の端数処理において切り上げを認める。一方、バスの端数処理については、現金運賃では四捨五入を基本とし、ICカードでは一部切り下げを認める。

鉄道・バスにおける具体的な端数処理の方法

現金で支払う券売機は従来通り10円単位の値上げとなるため、同区間で異なる運賃が混在する「二重運賃」が発生する場合がある。例えば、鉄道については、現行運賃が150円区間の場合、ICカード運賃は154円、現金運賃は端数を切り上げて160円となる。バスについては、150円区間ではICカード、現金運賃ともに150円となるが、200円区間ではICカードは206円、現金運賃は210円となる。