アメリカの女優 クロエ・グレース・モレッツが来日し、23日、都内で行われた映画『キャリー』の舞台あいさつに登場した。
ミュウミュウ(MIUMIU)のワンピースに、プラダの靴を履いて登場したクロエは「コンニチワ、クロエチャンデス」と日本語であいさつすると、会場に集まった多くのファンからは「かわいいーーー!」と大歓声。『キック・アス』のヒットで一躍スターの仲間入りを果たしたクロエは3年ぶりの来日となり「『キック・アス』のPRのときは、まだ公開前だったこともあり、私のことを知っている人があまりいなかった」と振り返りつつ、「ほんとにエキサイティングです。皆さんとお会いできて本当にうれしいです。早くこの映画を見てもらって、皆さんがどんな反応をするのか楽しみ」と笑顔を見せた。
同作は、アメリカの作家、スティーヴン・キングのデビュー作である同名小説の映画化作品。学校ではいじめられ、家では狂信的な母に厳しく監視されていた、地味で内気な冴えない高校生キャリー。ある日、キャリーへのいじめ事件をきっかけに憧れのトミーとプロムパーティーに参加することに。手作りのドレスを身に纏ったキャリーは見事トミーとベストカップルに選ばれるが、そこでキャリーにとって卑劣で残酷な出来事が起きて、これまで抑圧されていた怒りが爆発してしまう。
クロエは、ブライアン・デ・パルマ監督による1976年版『キャリー』と比較しながら、「今回は、前作ではあまり描かれなかった、キャリーの"世界に対する好奇心"や興味をもっているキャラクターである部分が描かれており、"21世紀のキャリー"として演じてみたかった」とアピール。「初めて血のりをかぶったときに『あっキャリーになれた』と思った」と撮影を振り返った。さらに、憧れの異性とプロムパーティーに行くシーンにちなみ、好みの男性のタイプを聞かれると「スイートで優しくて笑わせてくれる人。"ハリウッド女優 クロエ・グレース・モレッツ"でなく、ありのままの自分を好きになってくれる人がいいです」と話していた。映画『キャリー』は11月8日より、新宿ピカデリーほか全国公開。