女優の米倉涼子が9日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた映画『ダイアナ』の日本語吹替版完成披露試写会に出席した。

映画『ダイアナ』の日本語吹替版完成披露試写会に出席した米倉涼子

18日から全国公開される同作は、36歳の若さで亡くなった元英国皇太子妃・ダイアナの半生を描いた作品。20歳の時に王室に入ったダイアナは、2人の王子を産むも王室との確執や夫の不倫に疲れ、離婚を決意する。そんな中、心臓外科医のハスナットに出会ったダイアナは、彼に支えられながら自分の人生を歩み始めるのだが――というストーリーで、日本語吹替版のダイアナ役を米倉が演じている。

米倉は、ダイアナを演じたナオミ・ワッツが劇中で着用した総額2億円以上のネックレスとイヤリングを付けて登場し、「すごく優しい感じで、体に馴染んで違和感がない。私のものになってもいいですか?」と冗談を言いつつご満悦。「プリンスであり、世界中で活躍している美しい人」とダイアナの印象を語り、「プライベートのお話だったので、色んな想いがあったんだと感慨深かった。知らないダイアナが見れると思う」と同作をアピールした。また、ダイアナに共感する部分もあったようで「私も自分の中では理屈が通ってることを言葉にすることが苦手。お会いすることがあったら、良いお友達になれたんじゃないかな」と笑顔を見せた。

イベント終了後、報道陣の取材に応じた米倉は、ダイアナを演じ「世界中の誰もが知っている女性なので、プレッシャーはあったけど楽しかったです。慈善活動にも目を向けるようになったし、彼女の影響力を改めて感じました」と刺激になった様子だったが、「ドスが利いてる声だと思ってたけど、高い声みたいで。『もっと大人っぽく、意思を持って、セクシーに、華やかに』と言われてるうちにパニックになりました」とアフレコでの苦労を吐露。また、20歳で皇太子と結婚してプリンセスになったダイアナだが、その様子を「大変そうでしたよ~」とし、報道陣に王子様からのプロポーズはありそう? と聞かれると、「どうなんでしょうね? 分かりません」と苦笑いではぐらかしていた。