選考途中の辞退率

マイナビは、国内企業2,057社を対象に「2014年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」を実施した。調査期間は8月1日~30日。

企業側にとって「選考途中の辞退」への対策が今後の課題に

「選考途中の辞退率」は、2013年卒に続いて「前年より高かった(23.3%、対前年比-0.1pt)」が「前年より低かった(16.8%、対前年比-2.0pt)」を上回った。

選考途中の辞退率が3割以上の割合

選考途中の辞退率が3割を超える企業は全体の23.7%。製造業が25.5%、上場企業では25.6%にのぼっており、内々定前での面接合格者に対するフォローが大きな課題になっていることがうかがえる。

内々定後の辞退率

内々定後の辞退率(業界大類別)

内々定後の辞退率は「前年より高かった(28.2%、対前年比+0.9pt)」と「前年より低かった(27.6%、対前年比-2.7pt)」が同程度の割合となった。業界別では、「サービス」で「前年より高かった(31.3%)」が「前年より低かった(22.6%)」を8.7pt上回ったのに対し、「マスコミ(高かった13.2%<低かった32.4%)」や「金融(高かった22.0%<低かった32.5%)」では「前年より低かった」割合の方が高くなっている。

内定辞退率が3割以上の割合

内定辞退率が3割以上の割合(業界大類別)

また、現時点で内定辞退率が3割を超える企業は全体の40.2%。業界別でみると、「小売(60.4%)」が突出して高い割合となり、次いで「サービス(45.0%)」、「ソフトウエア・通信(43.3%)」となった。逆に、内定辞退率が低かったのは「マスコミ」で、全体を26.3pt下回る13.9%にとどまっている。