新卒採用を実施する理由

ライフネット生命は2012年10月26日~11月2日にかけて、新卒採用を実施する組織の採用関係者を対象に、「新卒採用関係者の意識調査」を実施した。有効回答数は1,000件。

新卒採用実施の理由は「優秀な人材を採用したい」6割

新卒採用を実施する理由を尋ねたところ、最も多かったのは「優秀な人材を採用したいから」(60.5%)、次いで、「会社が進化・成長していくため」が54.7%だった。会社の成長のために優秀な人材を確保することが、新卒採用の主なねらいのようだ。従業員規模が小さい組織ほど「人手が足りないから」の割合が高く、100人未満の組織では41.1%だった。

7割が経団連の倫理憲章の遵守に取り組む

経団連の倫理憲章(※)では、2013年新卒者の採用から採用広報の開始時期を12月1日からの開始と定めている。採用関係者はこの取り決めについて、「積極的に取り組んでいる」は32.7%、「ある程度取り組んでいる」は39.4%と、合わせて72.1%が「取り組んでいる」と回答した。一方、「内容を知らない」採用関係者も1割半(17.4%)いた。

※倫理憲章:新規学卒者の採用選考に関する企業の倫理憲章

倫理憲章を遵守するように取り組んでいるか

「リアルな会社説明会の参加は選考の必須条件になる」4割

会社説明会について聞くと、「リアルの会社説明会(従来型の会場で行う会社説明会)」を実施している割合は48.0%、「オンライン説明会」を実施している割合は18.1%だった。

リアルの会社説明会を実施しているか

リアルの会社説明会を「実施している」と回答した採用関係者に、リアルの会社説明会への参加は選考の必須条件になるのか聞いたところ、「必須」が42.9%、「必須ではない」が57.1%だった。現状は、会社説明会参加が必須条件となる組織が4割で、「就職活動のために学校の授業を欠席しなければならない就活生」を生み出している要因とも考えられる。

選考フローにおいてリアルの会社説明会への参加は必須条件か(単一回答形式)※対象:リアルの会社説明会を実施する組織の採用関係者

残業時間や有給休暇取得率の情報公開は低い傾向に

組織が応募者に公開している情報を聞いたところ、「入社後の仕事内容」(72.8%)や「福利厚生」(64.0%)、「採用予定人数」(56.8%)は公開している組織が過半数だった。「平均残業時間」(31.3%)や「有給休暇の取得率」(30.8%)、「特別休暇(産休・育休)の取得率」(27.3%)などの、ワーク・ライフ・バランスに関する情報の公開割合は比較的低いようだ。

応募者に対して公開している情報

採用関係者の半数以上が学生の辞退やミスマッチに悩んでいる

新卒採用にどのような悩みを持っているのか尋ねると、「早期退職など、ミスマッチに悩まされる」では「そう思う」の計が64.0%で最も高かった。次いで「選考に費やせる時間が不足している」(55.6%)、「選考の途中辞退や内定辞退に悩まされる」(52.3%)が挙げられた。採用関係者の半数以上が、学生の辞退やミスマッチに悩まされているようだ。

自信の所属する組織の新卒採用にどのような悩みを持っているか