秩父鉄道は12日、同日をもって営業運転を終了する1001号車両の引退記念イベントとして、臨時列車の運転と車両の展示を行う。

旧国鉄リバイバルカラーのスカイブルーの車体色をまとった1001号

臨時列車は1001号3両と1010号3両の6両編成で、熊谷~三峰口間を1往復運転する。運転時刻は、下りが熊谷駅9時24分発、三峰口駅11時19分着。上りは三峰口駅13時30分発、熊谷駅15時10分着。普通乗車券のみで乗車可能。臨時列車停車駅ホームにて、乗客1人につき1枚ずつ乗車記念証を配布する。

1000系車両展示は、三峰口駅構内にて11時45分から12時20分まで実施予定。特製ヘッドマークを掲出した1000系電車3編成(1001号・1003号・1010号)が構内に勢ぞろいする。臨時列車の下り三峰口行に乗車した際に配布した乗車記念証を持参すると、構内の一部を開放した特設撮影スペースを利用できるという。

秩父鉄道1000系電車は、1985~1989年にかけて、旧国鉄およびJRから元国鉄101系電車を譲り受けた車両。3両1組の編成で、同社の主力車両だった頃には1001号から1012号まで全12編成が在籍した。2009年より順次営業運転を終え、現在残る3編成も1001号は今秋に、1003号と1010号は2014年3月に、それぞれ引退予定とのこと。