厚生労働省はこのほど、2013年版の「厚生労働白書-若者の意識を探る-」を公表した。今回は同白書の中から、結婚と年齢についての資料を紹介する。
晩婚化が進行、夫30.8歳、妻29.2歳
平均初婚年齢の推移を見ると、結婚する年齢が高くなる"晩婚化"が進行している。「大学進学率の上昇、独身者の意識変化などが背景」と同白書。
日本人の平均初婚年齢は、2012年で、夫が30.8歳、妻が29.2歳。1980年(夫が27.8歳、妻が25.2歳)からの約30年間に、夫は3.0歳、妻は4.0歳上昇、1950年と比較すると、夫は4.9歳、妻は6.2歳上昇している。
第1子出産時の母親の平均年齢は30.3歳、晩産化も進行
さらに、出生したときの母親の平均年齢をみると、2012年では第1子が30.3歳、第2子が32.1歳、第3子が33.3歳で、32年前の1980年と比較すると、それぞれ3.9歳、3.4歳、2.7歳上昇している。1950年との比較では、それぞれ5.9歳、5.4歳、3.9歳上昇している。
同白書では「諸外国と比較して婚外子の割合が極めて低い日本では、晩婚化に伴って晩産化も併せて進行している」としている。
若者の「結婚したいと思う年齢」も上昇
「いずれ結婚するつもり」と答えた18歳~34歳未婚者に聞いた「平均希望結婚年齢」の推移をまとめた資料を見ると、結婚したいと思う年齢は、各年齢層で男女ともに上昇。男性で30.4歳、女性で28.4歳となっており、ここ30年で男性は2歳、女性は3歳上昇している。