「あなたがマラソン中に辛いと感じることは何ですか?」

佐藤食品工業は17日、「マラソン前の食事」に関する意識・実態調査の結果を公表した。調査は9月3日~4日に、首都圏に住み年1回マラソン大会に参加する20代~50代の男女208名を対象に、インターネットで実施された。

完走に必要なのは「装具」

「あなたがマラソン中に辛いと感じることは何ですか?」と尋ねると、最も多い84.1%が「スタミナ切れ」と回答した。次が「靴擦れ」(36.1%)、「脱水症状」(28.8%)となっている。完走するために必要だと思うことを聞くと、「装具(シューズ・ウェアなど)」が64.4%で最も多く、「食事」(59.1%)、「気合い・根性」(58.2%)が続く。

前日は「パスタ」、当日は「おにぎり・ご飯」の傾向

「マラソン大会前に『ゲン担ぎ飯』を食べますか?」と聞くと、「必ず食べる」(35.6%)と「ときどき食べる」(6.7%)を合わせると42,3%の人が食べているとのこと。メニューを聞くと、「とんかつ・カツ丼」や「納豆」「ウインナー」など、縁起の良さそうなものが挙がった。

「マラソン大会前に『ゲン担ぎ飯』を食べますか?」

マラソン大会前日の食事メニューを尋ねると、1位は「パスタ」、2位は「おにぎり・ご飯」、3位は「とんかつ・かつ丼」となった。当日の1位は「おにぎり・ご飯」、2位は「バナナ」、3位は「パン」となっている。

カーボローディングをやらない理由1位はメニュー

「カーボローディングという食事法を実践したことがありますか?」と聞くと、最も多い回答は「『カーボローディング』は知っているが、実践したことはない」の29.3%だった。次が「大会前はいつも実践している」と「『カーボローディング』が何か知らない」の各26.4%となっている。「以前、実践したことがある」は17.8%だった。

カーボローディングとは、マラソンなどのスポーツでバテない体を作るために、糖質を効果的に摂る食事法のこと。

「カーボローディングという食事法を実践したことがありますか?」

「以前、実践したことがある」人と、「『カーボローディング』は知っているが、実践したことはない」人にカーボローディングをやらない理由を尋ねると、「メニューを考えるのが難しい」が35.7%で最も多かった。続いて「やり方がよく分からない」(28.6%)、「面倒だから」(26.6%)となっている。