腕立て伏せの状態から、左右順番に肘を曲げていく

整体師の大山奏です。体幹トレーニングは動きの少ないものが多いです。正しい姿勢で静止するのに慣れてきたら、動きながら体幹を鍛えてさらに脂肪を燃焼させましょう。今回は、体幹トレーニングの基本であるドローイングの応用筋トレを紹介します。

腕立て伏せの姿勢からスタートします。右手の肘・左手の肘を順番に曲げ、ドローイングの姿勢になったら元の姿勢に戻ります。

身体のラインが曲がっているのはNG

ポイントは、動きながらも身体の芯に意識を持ち続けることです。動きだけを追いかけていくと、途中の姿勢が崩れがちです。しっかりと体幹に力を込め続けた状態で、身体を一直線に保ちましょう。おなかが下がってしまう、また、お尻が上がってくの字になってしまうのはNGです。

NG例、おなかが下がっている

OK例、手・上半身・足が一直線

コアな筋肉を意識できていればOK

腕立て伏せの姿勢から右肘を床につきます。次に左肘を床につけ、ドローイングの状態になります。右肘を伸ばしてから左肘を伸ばし、腕立て伏せの姿勢に戻ります。踏み台昇降運動を手でやっているようなイメージを持つと分かりかもしれません。

片手で身体を支える時にも、コアな筋肉の力を抜かないように注意が必要です。どちらの肘から曲げてもOKですが、左右で辛さが違うかもしれません。きついと感じる方から肘をつくようにして、筋力のバランスを取ってみてください。

腕立ての姿勢から元に戻るまでを1回と考えて、まずは10回からチャレンジしてみてください。最終的には3分間続けられると、かなりのトレーニングになります。

一定のリズムで行い、自分の弱い点を探してみましょう。弱い点を知ることで、必要なトレーニング方法が分かってくるものです。この筋トレは体幹を鍛えることが目的ですが、同時に左右で異なる腕力に気付くことができると思います。

動きのある筋トレは有酸素運動に近くなります。回数だけではなく、続けて行える持久力をつけるためにも、是非挑戦してみてください。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」