俳優の大泉洋、染谷将太が、『しあわせのパン』に続く北海道企画第2弾となる映画『ぶどうのなみだ(仮)』(2014年秋公開)で初共演することが17日、明らかになった。
2012年1月に公開され、小規模公開ながら興行収入3.8億円のヒットを記録した『しあわせのパン』。原田知世と大泉洋を主演に迎え、大泉の故郷である北海道を舞台に、オーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦の姿をとおして、"わけあうこと"の大切さを描いた。三島有紀子監督をはじめ、『しあわせのパン』スタッフが北海道企画の第2弾として制作するのが、今回の『ぶどうのなみだ(仮)』。空知(そらち)地方のワイナリーでワイン作りに励むひとまわり年の離れた兄弟・アオ(大泉)とロク(染谷)。そこへ突然、ひとりの不思議な女性が現れる。
「染谷くんは僕よりもずっと若いですが、とても尊敬する役者さんで共演がとても楽しみです」と染谷との初共演を心待ちにしている様子の大泉。「北海道は景色も素晴らしいし、おいしい物も本当に多い。そんな誇らしい北海道から発信される映画をまた『しあわせのパン』のように全国の皆さんに温かく迎えていただけるとうれしいです」と同作に込めた思いを語った。
一方の染谷は、「三島監督とご一緒するのは二度目となります。でもなぜか初めましてな感じがしました」と語り、「逆に大泉さんはちゃんと話すのは初めてでほぼ初めましてだったのにお会いしたら初めましてじゃない感じがしました。なんだかすてきな意味で不思議な作品となりそうです」とコメント。「北海道の大地をかみしめながら、ワインの香りにつつまれ、皆さんと生活してれば、ロクとしてそこに立てると確信しました」と心境を明かした。
同作は9月15日にクランクイン。北海道でのオールロケを経て、12月中旬にクランクアップを予定している。