勤務先において「デジタルマーケティング」に対する取り組みが進んでいると思いますか?

アドビ システムズは、企業における「デジタルマーケティングに関する課題の明確化」を調査するため、5月9日~17日にかけて従業員500人以上の企業経営・マーケティング・営業関連部門勤務者を対象にインターネット・アンケートを実施した。有効回答は747件。

経営部門はデジタルマーケティングの取り組みは遅い!?

まず、勤務先において「デジタルマーケティング」に対する取り組みが進んでいると思うか尋ねた。「遅れている」「やや遅れている」を合わせると60%が進んでいないと感じていることが明らかに。さらに、所属部門別に見ると、経営部門が遅れている意識が強いことがわかった(「やや遅れている」(33%)、「遅れている」(37%))。

取り組みが遅れている理由について聞くと、上位の回答の3位は「リードする人材がいない」(36%)、「投資対効果を明確にできない」(24%)、「経営層が重要性を認識しない」(22%)となった。

勤務先において「デジタルマーケティング」に対する取り組みが遅れている理由は?

「人材不足」に関して具体的に尋ねたところ、知識や教育の不足といった基本的な事柄に加え、「担当組織がない」ことや「人材配置の不適切さ」などが挙げられた。体制面の問題を指摘する回答が多いようだ。 、

取り組みが進んだ理由は「経営層が重要性を認識した」

次に、「デジタルマーケティング」への取り組みが進んだのは、どのような要因だと思うか聞くと、「経営層が重要性を認識したから」(23%)が最も多かった。次いで「マーケティング担当者の興味・関心・感度が高 いから」(19%)となっている。

「デジタルマーケティング」が進んだ理由は?

中でも、マーケティング部門の回答者では「マーケティング担当者の興味・関心・感度が高いから」(27%)と「リードする人材がいたから」(24%)の回答率が全体より高かった。企業のデジタルマーケティングの進み方には、「経営者の認識」と、デジタルマーケティングを「推進する人材の有無」が大きな影響を与えることがわかった。