9月7日~8日の2日間にわたって京都・みやこめっせで開催された京都国際マンガ・アニメフェア2013」(通称:京まふ)にて8日、TVアニメ『京騒戯画』のトークステージが行われ、釘宮理恵、斎藤千和、鈴村健一、矢尾一樹、白石涼子、たむらぱんらが登場した。

左から白石涼子、矢尾一樹、釘宮理恵、鈴村健一、斎藤千和

『京騒戯画』は、バンプレストと東映アニメーションがタッグを組んで2011年に始動したオリジナルアニメプロジェクト。2011年にはWEBアニメ第1弾、2012年に第2弾が配信され、累計100万再生を超える人気作品で、10月2日よりTOKYO MX、10月4日よりBS朝日にてTVアニメ放送がスタートする。物語の舞台となるのは、京都であって京都ではないカガミの都・鏡都。人やモノノケが仲良く暮らし、全てのものは絵から生まれる世界で、鞍馬、明恵、八瀬の兄姉たちと時空の狭間から落ちてきた少女・コトらが織りなす物語が描かれる。

作品の舞台が舞台だけに、京まふはまさにご当地イベント。京都では出演者一同で湯豆腐を食べたらしく、鈴村も「新幹線の時間をずらして僕も食べてきました。めっちゃうまい。京都最高やね!」とご満悦。ひとしきり湯豆腐トークに花が咲いた後、キャスト陣からTVアニメ化が改めて報告されると、客席は大きな拍手に包まれた。

そして、今回のステージで発表されたのは、「5.5話」の内容。『京騒戯画』は全10話構成で、これまでの物語をまとめた第0話、謎の第5.5話、第10.5話を合わせた13本1クールで放送されることが告知されていたが、5.5話と10.5話の内容はこれまで明かされていなかった。この5.5話について、白石が「5.5話は、実写です!」と発表すると、会場は当然大きな驚きの声に包まれていた。矢尾によれば「京都実録篇というタイトルで、作品に登場する場所を訪ねてます。実は昨日、行ってきました!」とのことで、出演者が聖地巡礼した様子を放送の間に流す画期的な内容になるという。なお、10.5話は総集編となる。

イベント中には放送前の第1話第一章(各話三章構成)の上映も行われた。鈴村によれば「このあとはコトと明恵の出会いが描かれます」という。キャスト陣は前日撮影したばかりの5.5話で見た場面が登場することに大興奮で、斎藤は「5.5話を見た後、また第1話を見ると楽しいと思います」と語っていた。

ステージ後半にはたむらぱんが登場。たむらぱんが「オープニングテーマの『ココ』は、監督さんとお話して、作品の世界観、お互いの想いや生い立ちなどを話しながら作った曲です。松本監督は最初はしゃべってくれるか不安でしたけど、お話して大好きになりました」と語ると、鈴村も「あの人ラジオでもしゃべらないんですよ」と返して会場を笑わせていた。

ステージ後半より登壇した、たむらぱん

締めのあいさつでは釘宮が、「なんか楽しい時間はあっという間でした。京都で『京騒戯画』のイベントは2回目なんですが、また何度でも来られるようにがんばりたいと思います。放送、楽しみにしてください。ありがとうございました!」とあいさつ。それぞれに感謝の言葉を述べると、最後は釘宮が音頭を取っての「ばいば~い!」の声でステージを締めくくった。