「みんなの遊び場プロジェクト」建設施設イメージ

Tポイント・ジャパン、ヤフー、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、および建築家の伊東豊雄氏、クライン ダイサム アーキテクツ、ならびに福島県相馬市は5日、共同プロジェクト「みんなの遊び場プロジェクト」を発足した。

複数の企業や建築家が協力して子どもの遊び場を提供

同プロジェクトは、Tポイント・ジャパンが2011年より行っている東日本大震災被災地支援プロジェクト「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」の一環として実施している、福島県相馬市に子どもたちの屋内型遊び場を建設する取り組みを、メンバーの力を結集しながらさらに大きな支援の輪として広げ、ともに推進していくことを目的とする共同プロジェクト。

プロジェクトメンバーは、それぞれが有するさまざまなプラットフォームや知見、技術力などを最大限に活用。子どもたちが安心して遊ぶことができ、また子どもたちを連れてくる家族同士がコミュニティの場として継続的に利用できる、屋内型の遊び場を建設するための支援を行う。

Tポイント・ジャパンは、東日本大震災被災地支援プロジェクトを通じて培ってきた経験を生かし、同プロジェクトを先頭に立って推進していく。日本全国6万を超えるTポイントアライアンス店舗で、Tカードを利用している4,644万人のT会員から「Tポイント募金」による寄付を募るほか、「チャリティー商品交換キャンペーン」をはじめとした様々なチャリティー企画を立ち上げ、建設費用を拠出するという。

また、Tポイント・ジャパンはYahoo! JAPAN(ヤフー)とともに、本プロジェクトのためのマッチング寄付商品「TOHOKU みんなのGOODS」を開発。福島で織られた「刺し子織り」の布で製作したオリジナルの小物をTSUTAYAやファミリーマート、また「復興デパートメント」で販売する。

Yahoo! JAPANは、ヤフオク!およびYahoo!ショッピングで対象商品を購入することで簡単に募金ができる「みんなのチャリティー募金」や「Yahoo!ネット募金」をつかった建設費用の寄付金集め、被災地に必要な商品を送る物資支援プログラム「支援ギフト便」、「Yahoo!ボランティア」で遊び場を作るためのボランティアスタッフ募集などの活動を行う予定。

TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は、顧客が店舗でレンタルや購入をした際に貯めたTポイントと同額のポイントを「みんなの遊び場プロジェクト」に寄付する取り組み「TSUTAYAスマイル・チャリティ」を実施する。

伊東豊雄氏とクライン ダイサム アーキテクツは、子どもたち同士や親同士が気軽に集まって遊んだり話したりできる安全な場所をつくり、豊かで温かい地域社会が生まれるよう、建築家の職能を尽くして取り組む。なお、今後は本プロジェクトに賛同するTポイントアライアンス企業が順次参加予定だという。

具体的な行程としては、建設費用3,000万円を捻出。資財メーカーからの提供、ボランティアスタッフによる建築作業等も行いながら、7月19日~2014年3月31日にかけ広さ50坪前後の「みんなの遊び場」を福島県相馬市に建設する。完成予定は2014年2月末で、建設した施設は相馬市に寄贈される。詳細は「みんなの遊び場プロジェクト特設ページ」を参照のこと。