映画『スクールガール・コンプレックス~放送部篇~』の初日舞台あいさつが17日、東京・シネ・リーブル池袋で行なわれ、キャストの森川葵、門脇麦、寿美菜子らが出席した。

左から、高井つき奈、今野鮎莉、森川葵、門脇麦、吉倉あおい、新木優子

写真家・青山裕企の同名写真集(イースト・プレス刊)を映像化した同作は、女子高の放送部を舞台に女の子同士の"ガールズラブ"の世界を描いた作品。希望ヶ丘女子高等学校の放送部の部長・マナミ(森川)は、学園祭を目前にして朗読劇の演目選びに悩む。そんな中、バスケ部を退部になった謎めいた雰囲気のチユキ(門脇)が入部し、マナミは淡い恋心を抱く――というストーリーで、映画は同映画館ほかで公開中。

舞台あいさつには、森川、門脇、寿のほか、キャストの吉倉あおい、今野鮎莉、高井つき奈、新木優子と小沼雄一監督、原案の青山が出席し、マナミ役の森川は「公開して幸せで幸せでたまりません」と感激し、チユキ役の門脇は「昨年の夏に撮影したので、今の季節にぴったりの映画です」と笑顔でアピール。また、アイドルグループ・SKE48の元メンバーでももいろクローバーにも在籍していた高井は「あなたのハートをつき、つき、つっきーな!」とアイドル時代のキャッチフレーズを照れながら披露して、会場を沸かせた。

一方、放送部顧問の小西先生を演じた寿は「年齢的にはみんなとガッツリ離れてるわけじゃないので、制服を着たかった。先生のポジションになったんだなぁと」としんみりしつつ、「みんなが『先生、先生!』って呼んでくれて楽しかったです」とにっこり。生徒役のキャスト陣は実際の放送部の発声や朗読を猛練習したそうで、森川が「監督が厳しかったからかもしれないけど、みんな仲良くなって楽しかった」と振り返ると、今野も「監督にムチをたくさんもらったけど、最後はアメをくれたからいい監督です!」と同調。撮影時を「娘がいっぱい増えたという気持ちだった」と楽しそうに話していた小沼監督は「そんなに厳しかったかな……?」と苦笑いしていた。