不動産情報サービスのアットホームはこのほど、「一生賃貸派と持ち家派」に対する意識調査の結果を公表した。同調査は、首都圏(1都3県)に住む、既婚で子どもがいる20代から40代のサラリーマンを対象に、7月19日から22日にかけてインターネットリサーチで実施。「今後、一生涯賃貸物件にぜひ住み続けたい/どちらかというと住み続けたい人」300名と、「現在持ち家に住んでいる人」300名を調査対象としている。
一生賃貸派と持ち家派、収入はほぼ同じ
「あなたの年収と、世帯年収は?」と聞いたところ、持ち家派の方が個人年収で16万円、世帯年収で19万円多いものの、一生賃貸派と持ち家派では「収入」にそれほど大きな差はないことが分かった。
リスクが少なく気楽な賃貸、資産になる安心感の持ち家
「一生賃貸に住みたい/持ち家がいいと思う理由は?」と聞いたところ、一生賃貸派で最も多かったのが「住み替えやすい」だった。また、6位以下には「ローンが嫌」「転勤がある」といった回答も挙げられた。一方、持ち家派は、「資産になる」が最も多く、僅差だった「自由にできる」が続いた。
それぞれ自分の選択が得
「賃貸に住み続けることと、持ち家を買うこと、どちらが得か?」と聞いたところ、一生賃貸派は77%が「賃貸の方が得」、持ち家派は88%の人が「持ち家の方が得」だと回答した。それぞれ自分の選択が得だと考えていることが見てとれる結果となった。
家賃もローンも4割以上が払い続けることに不安
「家賃/住宅ローンを払い続けることに対する不安は?」と聞いてみると、将来払えなくなるかもしれないという「不安がある」と回答した人は、一生賃貸派40.7%、持ち家派41%だった。賃貸も持ち家もそれぞれが得だと考えてはいるものの、4割以上は支払いに対する不安もある結果となった。