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HR総合調査研究所(HRプロ)は、新卒採用担当者を対象に、2014年新卒採用活動を通じて感じたことを詠った「2014年新卒採用川柳」を募集。最優秀賞(1首)、優秀賞(1首)、佳作(3首)を選出した。応募総数は62首、期間は5月20日～30日。
内定辞退や時事ネタが増えた一方、SNSネタは減少
最優秀賞には、内定辞退のことを詠った「内定で 泣いて喜び 握手して 翌日辞退で 手を振られ」(旅行・ホテル/T.Sさん)が選ばれた。作者は、「『内定です』と伝えた時は泣いて喜ぶが、翌日に意思確認を再度行うと『やっぱり……』と辞退するという変わり身の早さに閉口する」というコメントを寄せている。
また、優秀賞には「面接も 肉食女子の 独壇場 気合を入れろ 草食男子」(医薬品/T.Nさん)。採用面接では、総じて女子の方が積極的、好印象で評価が高い傾向があり、ここ数年はその傾向が強まっているという。
そのほか、「悲しいな 圧迫面接 言わないで おじさんもともと この顔なのよ」(情報処理・ソフトウェア/A.Aさん)、「感動で 震えましたと 言った君 数日後には 辞退連絡」(家電/H.Yさん)、「特徴の ある子の名前は 覚えてる おもむろに開けた ペプシの君だ」(情報処理・ソフトウェア/A.Aさん)の3つが、佳作として選ばれている。
同社によると、今年は複数内定をもらう学生も多く「内定辞退」をテーマとした川柳が多く見られたという。そのほか、グローバル人材採用に関連したもの、「今でしょ」「LINE」「ブラック」「解禁日変更」など、最近の時事ネタにからんだものも少なくない。
一方、昨年多かった「facebook」をテーマとしたものは影を潜めたことから、facebook採用ページを開設する企業は増加しているものの、力を入れて運用している企業は少ないのではないかと分析している。
