「主要SNSの活用人口の推移(推計値)」(出典:リスキーブランド/マインドボイス調査)

ブランドコンサルティングなどを行うリスキーブランドはこのほど、同社による生活意識調査、MindVoice調査を用いて行った「SNS活用者動向」についての分析結果を公表した。MindVoice調査は全国の15~64歳男女を対象に、毎年5月にインターネットを通して実施。2013年の標本数は4,267となっている。

活用者人口1位はLINE

同調査の回答と総務省による「「人口推計・通信利用動向調査」を合わせて推計したところ、活用者人口が最も多かったのはLINEの1,094万人だった。次がFacebookの906万人、3番目がTwitterの783万人、4番目がmixiの440万人となっている。

2011年から2013年までの2年間における活用者の増減を見ると、Facebookは約5.8倍(749万人)、Twitterは約1.4倍(225万人)で増加している。一方で、mixiは697万人(2011年)から440万人(2013年)へと、37%減少している。

55~64歳では、Facebook活用者が最多

年齢階層別にSNS活用率を見ると、LINEとTwitterは若年層からの支持が強く、15~24歳年齢階層では、28.6%がLINEを、24.0%がTwitterを活用していることが分かった。25歳以上になるとLINEとFacebookが多くなり、55~64歳では、Facebook(107万人)がLINE(97万人)を僅差で上回っている。

「年齢階層別のSNS活用率」(出典:リスキーブランド/マインドボイス調査)

LINEには「のどか志向」が

2013年のMindVoice調査を用いて、主要SNS活用者の価値観特性(同社が開発した価値観分析手法。価値観要素の回答結果を用いた比較分析により割り出す)を分析したところ、LINEは「のどか志向」、Facebookは「外交的×先取り志向」、Twitterは「内向的×先取り志向」という特徴があるとわかった。

「主要SNS活用者の価値観特性(コレスポンデンス分析)」(出典:リスキーブランド/マインドボイス調査)

同分析手法における「のどか志向」とは、「甘えたい」「伝統的男女観」「地元志向」などの価値観要素と親和性が高いことを意味する。「外交的×先取り志向」とは「社会のために」「視野を広げる」など、「内向的×先取り志向」は「愚痴」「刹那主義」「自分の隠れ家」などと親和性が高いことを示している。