ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAO、福島リラらが16日(現地時間)、英ロンドンのレスター・スクエアで開催された映画『ウルヴァリン:SAMURAI』のロンドンプレミアに登場した。

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』のロンドンプレミアに登場したTAO(左)、ヒュー・ジャックマン(中央)、福島リラ

同作は、日本を舞台とし、映画『007は2度死ぬ』(1967年)以来、半世紀ぶりに本格的な日本ロケを行った作品。ワイルドな風貌に宿した孤高の魂、あらゆる物質を切り裂く爪、驚異的な治癒能力に支えられた不老不死の肉体をもつヒーロー、ウルヴァリンを主人公とした作品の最新作となっている。

この日、世界中から集まった200人を越える報道陣と、3,000人の観客の前にヒュー・ジャックマンや真田広之、TAOら、同作のキャスト・スタッフが姿を現すと会場からは大きな歓声が。H・ジャックマンは「(日本を舞台にした作品に出演して)ファンタスティック! 日本はこれまでもずっと大好きな国だったから、そこで撮影をしたのはとてもエキサイティングだった。日本がとても美しく、魅力的でカリスマ的に描かれているので、日本の皆さんもきっと満足してくれ、そして誇りに思ってくれると思う」と同作に対する自信を覗かせ、このほど富士山が世界遺産認定されたことについても「これまで登録されていなかったというのが驚きだ。すばらしいモニュメントであり、壮大な自然の一部だ。富士山はこれまで、日本中、そして世界中の数多くのアーティストたちを魅了してきた。だからこそ、このような形で保護されると聞いて嬉しいよ」と親日家らしいコメントを残した。

また、H・ジャックマンと同作中で対決を果たした真田は「ヒューはすばらしいファイターというか、すばらしいダンサーですから、振付を覚えるのも早いし、ひとつの動きがすごく正確なんですよ。毎回、タイミングも、ポジションも、スピードもピタッとくるので、こちらとしては非常にやり易く感じました。幸い事故もなく、アクシデントもなく、無事にすんだので、ここに今日いられるというわけです」と感想を述べたほか、劇中でH・ジャックマンの恋人役を演じたTAOは「いつもヒューは「(女性キャストの中で)君が一番好きだよ」って言ってみたりとか、なんかこう、そういう冗談を言って場を和ませてくれるようなすごいすてきな方でした」と笑顔でコメントした。

なお、同作のPRのため8月末にH・ジャックマンが来日することが決定しており、映画『レ・ミゼラブル』(2012年)以来8カ月ぶりの来日キャンペーンでは真田広之、TAO、福島リラが勢揃いする予定だ。

カナダで隠遁生活を送っていたローガン(ウルヴァリン)が、ある因縁で結ばれた大物実業家、矢志田に請われて日本を訪問。しかし再会後まもなく、重病に冒された矢志田は死去し、ローガンはギャングに襲われた矢志田の美しい孫娘マリコと恋に落ちる。しかし何者かの罠にハマり治癒能力を失い、心身に凄まじいダメージを負ったローガンは、初めて自らの"限りある命"を意識し、さらなる過酷な運命をたどっていく……。映画『ウルヴァリン:SAMURAI』は9月13日より、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。

(C)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved